ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

秋もあけぼの

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(写真1 昨日の朝焼けの様子)

秋を探す

 清少納言は枕草子に春はあけぼのと書いたが、冬のあけぼのもいい。
 毎朝のウォーキングで、夏は5時に家を飛び出すのだが、この頃は30分遅らせて5時半に家を出る。
 家を出る頃にはまだ薄暗いのだが、10分もすると東の空が朱に染まってくる。私はこの瞬間が好きで、しばし足を止める。このあたりは刻一刻で、更に10分もすると明るくなる。
 清少納言はまた秋は夕暮れとも言ったが、秋のあけぼのは真冬よりもまだ夜明けの空は高いところにあって、夕暮れは日が没する直前だから随分と低い。空の色も、あけぼのは赤みがかっているのに対し、夕暮れは黄色みが強いように思われる。

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(写真2 色づき始めた楓)

 この頃は木に咲く花はほんとうに少なくて、散策の途中に秋を探すと、菊の花があちこちで見られるほかは、紅葉にもまだ早くて、わずかに楓が色づき始めているくらいだ。
 また、ススキが白い穂を揺らめかせているのはいかにも秋か。そう言えば尾花は秋の季語だった。
 早朝のウォーキングも辛い季節となってきた。まだ寒いほどではないが、時折めげそうにはなる。

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(写真3 幽玄さを感じるススキ。いかにも尾花のようだ)