(写真1 我が家の電動コーヒーミル)
コーヒーをおいしく
コーヒーは好きで毎日飲んでいる。朝食後は必ずだが、昼食後や夕方にも飲むことは少なくない。
退職後は朝の時間に余裕もできたので、コーヒーは自分で淹れる。
コーヒーは、近所のコーヒー豆の専門店で粉を購入して淹れていた。
それで十分おいしかったのだが、もっとおいしいものをと思うようになり、目の前でコーヒーを淹れてくれるようなカフェを探し歩いて観察してきた。また、店の方にお話を伺うなどして研究を重ねてきた。そうするとコーヒーの奥深さがどんどん増してきた。
どうやら、コーヒーは飲むつど豆を挽いて淹れるのがおいしさの第一段階だということはわかった。
それで当初は、ハンディなコーヒーミルで挽いていたのだが、電動ではあるがこれには粗さの目盛りもタイマーもなかったので、自分で一、二、三、四と数えながら調整していたが、これでは粗さ加減が難しかった。それに音が大きくて閉口していたし、毎朝のセッティングや掃除も面倒だった。
それでこのたび、ついに電動のコーヒーミルを購入した。ちょっと贅沢には思ったが、ささやかな楽しみのために思い切った。
購入したミルは、カリタのナイスカットGというタイプ。業務用のコーヒーミルをそのまま使いやすく小型にした製品で、挽きムラや微粉の少なさが魅力ということだった。
台所に設置してあるのだが、豆を挽いてコーヒーを淹れるという作業が容易というのが何よりの魅力。だから、毎朝のコーヒーは豆をそのつど挽いて淹れるというのが習慣になった。
豆を挽く粗さの調整ダイヤルは、目盛りが1から8まであり、それぞれの中間にも設定できるから合計15段階になっていて、粗さ加減を任意に細かく選ぶことができるというのがすばらしい。ダイヤルの1が細挽き、8が粗挽きということになる。
なお、インターネットでこの機種の評判を読むと、粉が飛び散るとか清掃が面倒とかといった評価もあったが、私には気にならなかった。それよりもとても使い勝手がいいように思う。ただ、もっと静音にして欲しいとは思う。
私は、豆の種類、焙煎の焼き具合(深度)、飲むときの気分、それにコーヒーの淹れ方などによって粗さを工夫しており、たいがいは目盛りの5に設定している。これはごく一般的な中粗という段階になろうか。
コーヒーは、普段はペーパードリッパーで淹れている。ときにはネルドリップにする場合もある。サイフォンやパーコレーターは使わない。
毎日淹れていると上手になってきているようで、コーヒー豆の持ち味が引き出せるようになってきたように思う。我が家にはコーヒーにうるさいのがいるのだが、その厳しい注文にも応えられるようになってきた。
この次には、自分で焙煎ということも考えられるが、これはいかにも難しそうだし、当面は考えないことにしている。それに、豆屋も焙煎したばかりのものを売っているようだから、今のところ自分で焙煎するニーズは低い。