ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

展覧会『ゼロ・ヒガシダ展』

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(写真1 「最後の晩餐」と名付けられた巨大なレリーフ)

大作「最後の晩餐」

 北上野のいりや画廊で開かれていた。
 ゼロ・ヒガシダは彫刻家。1958年広島生まれ、1984年日大芸術学部、1986年芸大大学院卒業。ニューヨークでの活動が長い。
 鉄を溶接で造形した作品が多く、私は神田佐久間町四丁目の溶接会館のエントランスホールに常設展示してある「叡智」でかねて知っていた。幅310×高さ157センチという大きなレリーフで、ステンレスの板を溶接で造形している。
 さて、展覧会場に入ると、細長いホールのような空間に作品が点在してある。私のような俗物には感じにくいが面白さはある。
 圧倒的迫力は「最後の晩餐」というレリーフ。幅600×高さ300センチという巨大さ。「叡智」の系譜につながる作品のようだ。1メートル角のパネルを横6×縦3枚に18枚組んだような構成で、やはりステンレス板を溶接で造形している。溶接によってステンレス板の表面に色変化が出ており、これが作品に面白い味を出させている。
 レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」をモデルにしたようだが、「叡智」に比べより難解になっているように思われる。

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(写真2 会場の様子)