ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

宗谷本線の車掌車転用駅舎

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(写真1 下沼駅。大きな目が描き込まれている。赤い花のプランターが置いてある)

車掌車は生き続ける

 宗谷本線には、車掌車を転用した駅舎が多い。笹田昌宏著『車掌車』には9駅も載っていて、このたびの北海道鉄道旅行では、時刻表索引地図にあらかじめ印を付けておいて、該当する駅が近づくとカメラを構えて車窓から撮影した。
 高速で通過する特急列車の窓からの撮影だから、きちんとした写真にはなかなかなりにくかったが、それでも車掌車の存在を確認できたことは幸いだった。結局、撮影できた駅は6駅。私は進行方向右窓側の席に陣取っていたから、左側にあった駅は気がついても撮影できなかった。
 撮影できた駅を順に見ていこう。なお、列車は稚内から旭川方面に向けて走っている。

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(写真2 上幌延駅。だいぶ塗装が傷んでいる。駅前には民家も見られる)

 

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(写真3 歌内駅。ここも塗装は傷んできている。周囲に民家は見当たらない)
 なお、ここの一つ手前に問寒別という駅があって、茶色くきれいに塗装が施されていたが左窓のため撮影できなかった。

 

 

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(写真4 筬島駅。きれいに塗装が施されている。換気用の樋がある。駅前には自動車が駐車されているほか、住宅も見られる)

 

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(写真5 紋穂内駅。塗装の劣化が進み駅名も読みにくいほど。駅前にはなにも見えない)

 

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(写真6 智恵文駅。残念ながら写真は傾いてしまったが、外壁はきれいに塗装が施されている。屋根の上に出ている煙突は換気用か)

 なお、この日の列車では進行左側にあった勇知駅については撮影できなかったが、かつてこの駅を訪れたことがあり、その際の写真が2枚手元にある。
 勇知は稚内から三つ目の駅。1枚は2009年10月13日の撮影で、この時は駅舎の塗装が剝げかかっていた。2枚目は2016年3月28日に再訪した際のもので新たに塗装が施され生まれ変わっていた。

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(写真7と8 勇知駅2009年10月13日<上>と2016年3月28日<下>)