ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

宇都宮

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(写真1 復元された宇都宮城.。正面は清明台櫓

本多正純が築いた城下町

 宇都宮市は、栃木県の県庁所在地であり、人口50万人を超す大都会である。関東の北部、栃木県の中央に位置する。旧国名は下野国。
 かつてはほぼ毎年のように訪れていたし、泊まることも少なくなかった。また、東北へ向かう際、たびたびここを通過してきた。
 謂わば馴染み深いところなのだが、しかし、宇都宮の町の印象はこれまで私自身にとってはなぜか深くはなかった。
 それで、このたび東武宇都宮線に乗るために訪れた際にわずか数時間のことだが市街中心部をぶらぶらと歩いてみた。考えてみれば、宇都宮駅から出ている日光線や烏山線にはたびたび乗っているのに、ここで途中下車したことはなかったのだった。
  JR宇都宮駅。2階の改札階から出てみるとペデストリアンデッキが広がっていて、正面にまっすぐ大通りが伸びている。どこか仙台に印象が似ているかも知れない。ただ、仙台の青葉通りに比べ街路樹がやや薄いようだ。
 駅前には餃子店の看板がいくつも見える。宇都宮は餃子の街なのだ。
 大通りをまっすぐ進むとすぐに川。田川というらしい。宮の橋で渡った。一番町、二番町などとあっていかにも城下町の町名だ。
 ほどなく馬場町。ここまでで宇都宮駅から15分ほど。このあたりが宇都宮の中心繁華街のようだ。

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(写真2 大通りの交差点からみた二荒山神社)

 右に二荒山神社があった。長い石段が山の上の方まで続いている立派な神社で、ここは、ふたらやま、と読み、ふたらさんと読む日光の二荒山神社とは直接の関係はないそうである。それで、宇都宮二荒山神社と呼び分けているようだ。下野国一宮である。
 神社を背に大通りを左に曲がっていくと、宇都宮城址公園に突き当たった。近年復元されたもののようで、堀が張り巡らされ土塁が築かれ、清明台櫓、富士見櫓の二つの櫓が建っていた。
 徳川家康の側近本多正純が15万5千石で宇都宮に入り、今日の基礎となる近世城郭と城下町を築いた。しかし、正純は講談で知られる釣天井事件の疑惑をかけられわずか3年で改易となった。
 復元された城郭は、本丸を囲む部分だけで、石垣はなく土塁で築かれたものだが、美しいお城であっただろうと偲ばれた。天守閣は初めからなかったようだ。
 宇都宮城は、将軍の日光社参の折には宿所となったところで、本丸には豪壮な御成御殿があったといわれる。
 お城から繁華街に戻っていくと、途中、オリオン通りというアーケードの商店街があった。この通りの周辺が宇都宮の繁華街なのであろう。また、釜川プロムナードという親水公園になっているとても風情のある街路があって、川沿いにしゃれたレストランやブティックなどが並んでいた。
 オニオン通りの起点になっているところが東武宇都宮駅。東武デパートの入っている駅ビルとなっている。
 宇都宮といえば餃子。何でも200軒もの餃子店があるのだそうで、実際、至るところに餃子店の看板がみられる。
 その一つ、宇都宮餃子会が営んでいる店に入ってみた。5つの店が共同で運営しているようで、好みの店で注文するとテーブルまで運んでくれる仕組み。
 餃子は1皿6個で250円。高い店でも360円だった。いずれにしても小さい餃子が多い。すぐに平らげてしまう。それぞれの店によって少しずつ味が違うようだし、3種類3皿を食べた。
 なお、この店には、餃子ばかりで、ラーメンとかそういうメニュー-はなかった。

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 (写真3 宇都宮の餃子)