ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

日本交通公社「旅の図書館」

f:id:shashosha70:20190304113209j:plain

(写真1 「旅の図書館」外観)

揃う時刻表のバックナンバー

 公益財団法人日本交通公社が運営する専門図書館。東京都港区南青山二丁目所在。地下鉄青山一丁目駅から徒歩3分。かつては東京駅八重洲口のビル内に開設されていた「観光文化資料館」が2年前に移転しリニューアル開館した。開設40年になる。観光産業の資料など蔵書数は約6万冊。
 今回が初めての利用だったが、手続きは簡単。1階の受付で本人確認ができるものを提示しセキュリティカードを受け取って入館する。

f:id:shashosha70:20190304113319j:plain

(写真2 地下1階のメインライブラリーの様子)

 メインライブラリーは地下1階。広々とした部屋に開架の書棚とゆったりと配置された閲覧テーブル。
 書棚には、観光研究資料や基礎文献などがびっしり配架されている。専門図書館らしく独自の部類項目となっている。社史や機内誌などというものもあった。
 係員が、こちらの調べ物に対して何かと相談にのってくれてとても親切だし、書棚が開架というのは、資料を探すには随分と便利だ。
 私はこの日は古い時刻表を調べたくて訪れたのだが、いかにも交通公社の図書館らしくバックナンバーが充実していて、1872年(明治5年)のものから収蔵されており、特にJTB発行の時刻表としては1973年(昭和48年)1月号以降はすべて揃っていた。私自身も時刻表は折々のものを保存してあるが、到底揃っているわけではない。
 私は、2003年7月17日に留萌本線増毛駅をもってJR全線踏破を達成したのだが、留萌本線は函館本線と接続する深川から、途中、留萌を経て増毛に至る全線66.8キロの路線。
 今やその留萌本線も留萌から増毛までの区間が廃線になってしまった。増毛には昼過ぎに降り立ったと記憶しているが、当時の時刻表はどうだったのか、このたび改めて調べてみた。
 それによると、どうやら私は深川発11時08分の列車に乗り、留萌12時04分着12時30分発と乗り継ぎ、終点増毛には12時55分に着いたのだった。そしてこの瞬間、JR初め第三セクターなどに転換された旧国鉄全線踏破を成し遂げたのだった。
 増毛駅にはその後も訪れていて合計4度にもなるが、廃線後は一度も行っていない。線路がないのにどうやって行くのか、はなはだ寂しいことだ。
 なお、ライブラリーは1階にもあって、主に日本交通公社の刊行物などの情報提供を行っている。

f:id:shashosha70:20190304113410j:plain

(写真3 右は2003年7月号JTB時刻表。左は全鉄道全線を完全踏破した2007年11月号JTB時刻表)