ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

なないろ作『ちくちくとふわふわ』

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バイリンガル絵本

 ふわふわFLUFFY(フラッフィー)と、ちくちくSPIKY(スパイキー)が登場する。
 FLUFFYは、ふわふわ言葉で誰かをハッピーにしてはなまるをもらったときのような気持ちにしてくれるし、SPIKYは誰かをアンラッキーにして何かをぐちゃぐちゃにしてしまいたい気持ちにさせられるから、遣う言葉によって相手を気分良くしたり、傷つけてしまったりすることを教えてくれる。。
 FLUFFYははなまるの絵がキャラクターだし、SPIKYはぐちゃぐちゃに書き殴ったような絵。
 絵はやさしく描かれており、どういうときにSPIKYな気持ちにさせてしまい、どんなことでFLUFFYになれるか、相手の気持ちを考え、思いやりのある言葉を選んで遣えるようになるか工夫されている。
 描かれている絵はシンプルで、子どもたちの理解も容易だろうし、文章は日本語と英語が併記されているのも面白い。
 本書は友人から贈られてきた。お嬢さんが初出版したもののようで、海外生活などの経験が活かされたものかも知れない。
 私自身も絵本が大好きで、かつて絵本の出版社をやりたいと願っていたことがあったほどだが、そのことはともかく、孫に絵本を読み聞かせているとき、きらきらした目でじっと見つめられていると、小さい子の情操に絵本が果たす役割の大きさに気づくし、絵本作家や絵本を出版している人たちの生きがいが羨ましくもなる。
(CHICORA BOOKS=ちこらブックス刊)