ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

千葉都市モノレール1号線・2号線

f:id:shashosha70:20190206144620j:plain

(写真1 車両先頭運転席後方から見た路線の様子。懸垂式の特徴で見晴らしがいい)

千葉の鉄道③

 千葉都市モノレールは、千葉駅を中心に千葉市内の主要な箇所を結んで1号線と2号線の二つの路線がある。
 1号線は、千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ3.2キロの路線。千葉みなと駅はJR京葉線に接続し、中間にJRや京成線と接する千葉駅がある。2号線は、千葉駅から千城台駅間を結ぶ12.0キロの路線。台地上の郊外住宅地を東南に目指していて、途中、都賀駅でJR総武線と接している。
 2018年12月29日。JR千葉駅に降り立つと、眼前に千葉都市モノレールの千葉駅が迫ってくる。大変ごつい印象。懸垂式モノレールの特徴でもあろうか。

f:id:shashosha70:20190206144752j:plain

(写真2 1号線2号線が発着する千葉みなと駅。ホーム段差の低いことがわかる)

 まずは初めに1号線で千葉みなとへ。2両のワンマン運転。10時41分発。休日なのに混んでいる。市役所前を経てすぐに終点千葉みなと。京葉線と接しているし、周辺には公的機関やホテルも多く、ポートタワーや県立美術館などもある。
 また、2面4線のホームがあり、2号線は線区上は千葉駅起点だが、運転上はこの千葉みなと発着が大半となっているようだ。
 1号線は、千葉みなとを出ると千葉を経て繁華街の栄町、葭川公園と続き終点県庁前。目の前が県庁で官庁街の様子。まことに短い路線だが、延伸する計画もあるようだ。
 千葉まで戻って2号線へ。千葉は1号線2号線の分岐点で、2面4線のホームがある。ホームの段差はわずか50センチと低くて、お年寄りなどにうっかりして落ちる人もいるようで、このため係員が2名も配置されていた。
 県庁前から戻ると千城台行きに乗り換え。発車してすぐに1号線とクロスした。先頭車両で運転席のすぐ後ろに陣取っていると、進行方向が良く展望できて気持ちがいい。子どもたちが数人かぶりついていた。懸垂式のいいところだ。
 途中にスポーツセンターや動物園前などとあって、このモノレールは市内の主要な施設を結んでいるようだ。終点の千城台は郊外の住宅地という様子だった
 ところで、このモノレールは懸垂式と呼ばれる方式。1999年の全線開業だが、跨座式が多い日本のモノレールの中では珍しい存在で、カーブに強いという特徴がある。千葉駅付近などカーブの多い路線だったのでこの方式を採用したものであろう。
 なお、千葉都市モノレールの総営業距離15.2キロは懸垂式モノレールとしては世界最長になるのだとか。

f:id:shashosha70:20190206144856j:plain

(写真3 カーブの多い路線にも対応できる懸垂式モノレールの軌道)