(写真1 ワム8000に連結されて南島原駅構内に留置されていた車掌車ヨ8001)
九州の車掌車を訪ねて③
長崎県島原半島を走る島原鉄道で起点の諫早駅から終点の島原外港駅を目指していたところ、南島原駅を発車してすぐ構内のはずれに貨車が2両連結されて留置されているのが車内から目撃された。予想していなくて、咄嗟のことにシャッターを切った。
1両は、有蓋貨車でワム80001とあり、車体には「救援車」と大きく白ペンキで書かれている。
もう1両が車掌車。外見からしてヨ8000形である。走行中の列車からは確認することができなかったが、後日調べたところところヨ8001だとのこと。
(写真2 車掌車ヨ8001。ちょうど車両番号の部分が運悪く隠れている)
ただ、旧国鉄から譲渡されたものだが、2両ともに車籍編入はされておらず、工事車両として使用されてきたものらしい。あるいは災害対策などで出動するものかも知れない。
また、この駅は、島原鉄道の車両基地になっており、構内には黄色に塗色された多数の客車が留置されていた。
鉄道旅では車掌車を見つけることも楽しみの一つ。ものの本からあらかじめ下調べをしていくのだが、時にはこの南島原駅のように文献では見当たらないような場合もあり、乗っている列車の窓から発見するようなことも時にはある。
(写真3 多数の車両が留置されている南島原駅構内)