(写真1 盛況の会場風景。壇上は溶接界OBの森英介衆議院議員)
人材確保に最大の注力
2019溶接界新春賀詞交歓会(日本溶接協会・産報出版主催)が8日、東京プリンスホテルで盛大に開催された。
この賀詞交歓会は、産・学・官から溶接界横断的に幅広く参集するのが特徴で、今年も会場には800人近い参列者が詰めかけた。
冒頭挨拶に立った日本溶接協会の粟飯原周二会長(東京大学教授)が、「溶接協会の中心的事業である溶接技能者検定や溶接管理技術者認証は昨年も引き続き高い水準にあって大変好調に推移しており、重要な課題である溶接の人材確保に向けてあらゆる施策を動員して積極的に対応していきたい。また、優秀な技能者を顕彰する溶接マイスター制度もいよいよ発足する運びとなってきたし、IIW(国際溶接学会)の2022年東京大会開催に向けて溶接学会等と連携しながら万全の準備を進めていきたい」力強い挨拶を行った。
米中の不安定要因もあるものの、我が国溶接業界を取りまく経済情勢は好調に推移しているところから、会場では明るい表情が多くて、新年らしいにぎやかな賀詞交歓会となっていた。