ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

2018年回顧 鉄道・岬と灯台

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(写真1 長野電鉄車窓からの絶景)

今年のABABA'sノートから①

 今年2018年のABABA'sノートは本日分までで連載回数242回となった。土休日は休みとしたが、平日は1日たりとも休まずに続けた。今年も汽車に乗り、岬を訪ね、本を読み、映画を観たりし、折々に身辺雑記をまじえてきた。もとより駄文を綴っただけのことだが、そういう中から印象深かったものをABABA'sノートから拾ってみた。(括弧内は記事掲載日)

鉄道
 今年も随分とたくさんの鉄道に乗った。旅から旅への1年だったと言えるほどだった。汽車に乗って、車窓をぼうっと眺めているのが好きであちこちに出掛けた。もはや初めての車窓もないのだが、季節によって、天候によって、また、数年ぶりの車窓には新しい風景が開けているのも楽しみだった。
 今年旅した中から楽しかった、印象深かった路線を三つ。
 長野電鉄。長野駅と湯田中駅を結ぶ全線33.2キロのローカル私鉄。路線は、須坂や中野などの近郊都市を結んでいるほか、湯田中温泉に向かう観光路線でもある。列車は、千曲川の東側、長野盆地通称善光寺平を北に向けて走っている。左窓に美しい山並が続き絶景路線である。終点の湯田中では駅の真裏にある共同浴場に立ち寄った。行き止まりの終着駅で温泉に浸かれる、これほど至福の時もない。(2018.01.31)

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(写真2 若桜鉄道終点若桜駅)

 若桜鉄道。因美線の郡家駅から若桜駅を結ぶ第三セクター鉄道で、旧国鉄の若桜線。全線19.2キロ、駅数は9。鳥取平野を走る何の変哲もないローカル線だが、捨てがたい旅情を感じさせる路線で、特に終点の若桜は行き止まりの終着駅のたたずまいと、情感豊かな街並みが迎えてくれて魅力的だ。(2018.10.19)

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(写真3 大雪のため卯之町駅に運転見合わせのため停車中の列車)

 JR予土線。清流四万十川に沿って高知県の窪川駅と愛媛県の宇和島駅を結ぶしみじみとした路線。窪川で列車を待つ間駅前の食堂で夕食。ビールを頼んだらつまみにといってサンノジという鯛に似た刺身をふるまってくれた。外の寒さが吹き飛ぶような温かいおもてなしだった。松山に向かう列車は、行き先ざきで豪雪などにより3時間を超す大幅な遅延で、ダイヤの乱れは旅の計画を台無しにするが、時が経てばこういうことも忘れがたい思い出となるのだった。(2018.1.17)

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(写真4 朝日が昇り始めた陸中黒埼灯台。灯台に明かりがまだ点いている)

岬と灯台
 陸中黒埼灯台。岩手県下閉伊郡普代村所在。陸中海岸の北東部に位置し、三陸復興国立公園に属し、太平洋に面する。灯台のすぐそばにある普代村営の国民宿舎くろさき荘に泊まったが、とても温かいおもてなしだった。灯台は北緯40度線上にあり、海岸段丘による130メートルもの断崖絶壁に建っている。(2018.5.8)

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(写真5 断崖絶壁に建つ第一等フレネルレンズの経ヶ岬灯台)

 経ヶ岬灯台。丹後半島最北端に建つ。白堊のどっしりとした大きな灯台。現在の日本に五つしかない第一等の大型フレネルレンズである。断崖絶壁にあり、日本海が遮るものもなく見渡せる。いつもの私流の表現なら両腕を伸ばして余るほどだから210度もの展望だ。(2018.3.7)
 伊良湖岬灯台。三河湾に面した伊良湖岬先端にある。波打ち際に建っている珍しい灯台。地上から塔頂までの塔高が14.8メートルで、平均海面から灯火までの灯火標高が15.5メートルとあることからも、この灯台の立ち位置がわかろうというもの。この日は強風で対岸の知多半島に渡る船が欠航だった。(2018.1.10)

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(写真6 波打ち際に建つ伊良湖岬灯台)