ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

舟越保武コレクション

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(写真1 舟越保武「道東の四季-春」)

房総のゴルフ場にずらり

 先日のこと、友人たちと房総のゴルフ場に行ったら、舟越保武の作品がずらり並んでいてびっくりした。
 舟越さんは、戦後日本を代表する彫刻家であり、高い精神性を感じさせる作品で人気が高いが、このゴルフ場の建設者が舟越さんにぞっこん惚れ込んで作品を収集したものらしい。
 ゴルフ場は房総にある鳳琳カントリー倶楽部。バブル期に建設されたいかにも高級接待コースという様子。
 豪華なクラブハウスには、玄関からロビー、食堂、ロッカールームなどと至るところに舟越作品があり、その数ざっと数えただけでも17。あるいはもっとあったのかも知れない。
 フロント脇には「LOLA」があったし、玄関を入るとすぐに「道東の四季-春」があった。この像は、釧路の中心釧路川に架かる幣舞橋に設置されている道東の四季の像と名付けられた4体の像の一つで、「春の像」を舟越保武、「夏の像」を佐藤忠良が手がけた。
 私は昨年の夏にこの像を現地釧路で見ていて、今ここで再び見ることができてある種の感慨を覚えたのだった。
 舟越さんと佐藤忠良さんは親友だが、忠良さんも日本を代表する彫刻家であり、このゴルフ場には「加山又造」など忠良さんの作品も二つもあって感心した。
 舟越さんは私にとって大好きな彫刻家。私はエッチングだが「若い女」という作品を持っていて書斎に飾ってあるが、彫刻が十幾つもあるというのはいかにも羨ましいことだった。美術館ならいざ知らず、個人でこれほどの舟越保武コレクションは他に例がないのではないか。

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(写真2 舟越保武作品が見られる鳳林カントリー倶楽部ロビー)