ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

山陽電鉄網干線

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(写真1 山陽電鉄飾磨駅ホームの様子。2番線が網干線である)

姫路の中心と網干市街を結ぶ

 網干線は、山陽姫路から本線三つ目の飾磨から分岐して山陽網干に至る全線8.5キロの路線。駅数は7。かつては山陽姫路から飾磨でスイッチバックして山陽網干に向かう直通列車もあったが、現在は中止されており、飾磨-山陽網干間の線内列車の運転のみである。
 起点の飾磨は、2面3線のホーム。本屋側の1番線が山陽姫路方面行きで、3番線が明石方面行き。1番線と3番線に挟まれて網干線の線路が行き止まりの形で設定されており、網干線の列車は到着すると両側の扉が開く。2番線は姫路方面行きの1番線と同じホームということになる。
 3両編成のワンマン運転。10月4日14時49分の発車。飾磨を出るとすぐに姫路方面行きの線路を高架で跨ぎ山陽網干へと向かう。
 一つ目の西飾磨で列車交換。単線なのである。この先行き違いのための上り下りの列車交換は山陽天満でも行われた。
 網干線は、大きくはJR山陽本線と並行しているが、より海岸寄りを走っている。

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(写真2 左窓つまり海側に見える新日鐵住金広畑製鉄所の煙突)

 左窓に大きな煙突が見えてきた。広畑である。ここは新日鐵住金広畑製鉄所の最寄り駅で、当駅から徒歩5分ほどだったか。かつては高炉が4基もある一貫製鉄所だったが、現在は高炉はすべて廃炉となっていて、薄板の圧延中心の操業となっているようだ。
 そうこうして山陽網干到着。盲腸線の行き止まりの終着駅である。1面2線のホームがあった。
 網干市街の中心に位置するはずだが、駅前にスーパーマーケットがあったほかは格別のにぎわいは見られなかった。
 ここの駅員に尋ねたら、山陽本線の網干駅まではここから歩いては1時間ほどもかかるということだった。

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(写真3 網干線終着駅山陽網干)