(写真1 はじかみ池公園の車掌車ヨ8682)
シリーズ車掌車を訪ねて
はじかみ池公園は、兵庫県三田市あかしあ台所在。神戸電鉄公園都市線南ウッディタウン駅すぐ。
車両は、公園の入口すぐそばに置かれていて、蒸気機関車+荷物車+車掌車が連結されて展示されている。
(写真2 荷物車と車掌車を連結して展示してあるD51 25蒸気機関車)
蒸気機関車は子どもたちに圧倒的人気のD51 25。1936年川崎車両製造で、よく磨かれて黒光りして保存されている。次の荷物車と車掌車はライトグリーンに塗装されている。
このうちマニ50 2036は荷物車で、かつては青色で使用されていたはずだが、内部は現在子どもたちの遊び場になっていた。
一方、最後尾に連結されている車掌車はヨ8682。現在は〝かんりにんしつ〟と書かれていた。後部の製造銘板には新潟鐵工所昭和57年とあった。前後に庇が大きく張り出している特徴がよく見て取れた。ヨ8000形は車掌車の中で最後に新製された形式で、それだけに比較的新しいものがあって、車掌車保存車両としては人気がある。設備としてはトイレなども付いて斬新だった。
(写真3 車掌車を後部から見たところ。テールランプの下に製造銘板がはめ込んであった)