ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

東京大学柏キャンパス一般公開

f:id:shashosha70:20181027144629j:plain

(写真1 広大な柏キャンパスの様子)

柏でわくわく知の探検

 東京大学柏キャンパス(千葉県柏市柏の葉)の一般公開が10月26日、27日行われた。
 柏キャンパスは、東大で本郷、駒場に次ぐ3番目の主要なキャンパスで、学融合を指向する理系の大学院や研究機関が集まっていて、「知の冒険」がキャッチフレーズだ。敷地面積だけなら本郷、駒場、柏三つのキャンパスともほぼ同じらしい。
 2010年に開設されていて、現在は、大学院新領域創成科学研究科、ノーベル物理学賞梶田隆章教授が所長を務める宇宙線研究所や物性研究所、大気海洋研究所のほか4つの研究センターに加え、国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構のほか、生産技術研究所附属千葉実験所などとあって、先端的な研究機関が名を連ねている。現在の教職員数は大学院生も含めると約3,100人。理系だけあって大学院生が修士約1,100人、博士約580人と多いのが特徴だ。
 理系の大学院・研究機関が集まったキャンパスだから、体験・参加型の企画が多くて、多くの来場者でにぎわっていた。とくに、幼児や小学生向けのプログラムがたくさん組まれていて、科学への興味が増すような仕組みがあって、大人にも新鮮な驚きが体験できて興味深いものだった。
 また、数多くの講演が組まれているのも特徴で、事前予約制の特別講演は早々と満席となっていたし、各研究機関ごとに13本も数えた講演はいずれも満員の聴講で好評だった。中には、宇宙線研究所における「梶田先生に質問しよう!」という小学生向けの講演は、ノーベル物理学賞受賞者の講演とあって、大人も参加したいような企画だった。

f:id:shashosha70:20181027144743j:plain

(写真2 幼児も参加して人気が高かった星砂を探すプログラム)

 会場を一通り回ってみたが、人気が高かったのは大気海洋研究所と物性研究所。このうち、大気海洋研究所では、「星砂を探してみよう」という幼児・小学生を対象にした体験プログラムでは、親子連れが必死に星砂を探している様子が見られた。また、物性研究所ではスーパーコンピュータが公開されていて、スパコンの役割などが易しく解説されていた。
 私が興味深かったのは生産技術研究所。柏キャンパスでは近年加わった研究機関だが、広大な実験フィールドを利用して次世代モビリティ研究センターの実験用信号機の運用などが公開されていた。
 また、再生可能エネルギー環境試験建屋では、多様な再生可能エネルギーを活用する建築設備システムが公開されていた。ここでは、太陽光発電のみならず、地中熱を利用した実験が面白かった。

f:id:shashosha70:20181027144818j:plain

(写真3 再生可能エネルギー環境試験建屋外観)