ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

情緒が深い湯村温泉

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(写真1 湯村温泉源泉の一つ荒湯)

98度の日本一熱い源泉

 余部埼灯台からの帰途は餘部に戻り、山陰本線で二つ目の浜坂に行き、この日は湯村温泉に泊まった。
 湯村温泉は但馬の山峡にあり、浜坂駅からは新温泉町の町民バス(全但バスが運行)が出ていた。約10キロの道のりで、25分ほどかかった。
 終点のバスターミナルから坂道を下っていくとほどなく川(春来川)にぶつかり、そのほとりに荒湯という源泉があった。ここが湯村温泉の中心で、大勢の観光客でにぎわっていた。ここの源泉温度は何と98度なそうで、日本一熱い温泉だということである。もうもうと湯煙が上がっていて、ゆで卵を茹でたりする人の姿が多かった。

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(写真2 春来川河畔の湯村温泉温泉街)

 この川沿いが温泉街で、旅館やホテルが軒を連ねていた。大温泉街ではないが、いかにも温泉場らしい落ち着いた情緒が感じられた。
 また、ここはテレビドラマ「夢千代日記」のロケ地だったところでもあり、主演吉永小百合の人気もあずかって情感を深くしていた。河畔には吉永小百合扮する夢千代像があった。
 なお、温泉街には1軒だけだが薬師湯という外湯があって入ってみた。注目はもちろんどれほど熱いかということ。ところが湯温の表示は41.9度だった。湯船が一つしかなかったから、大勢の客を相手にするにはこれは仕方がないが、それにしても熱い湯が好きなものとしては残念だった。
 ここの温泉は温度が高い上に、湧出量も豊富、源泉数も60とあって、宿泊施設だけでは使い切れなくて、一般家庭にも各戸配湯しているほどだということである。
 それで、泊まったところが小さな旅館だったから、女将に頼んで、翌朝の湯温を高めに設定してもらっておいた。そうするとなるほどまずまず高い。43度を少し下回るほどか、もう少し高くても良かったが、朝だからこれで良かったのだろう。

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(写真3 湯村温泉の外湯薬師湯)