ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

大雪のニューヨーク

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(写真1 大雪に見舞われた21日のニューヨーク)
帰国便が欠航
 先週はニューヨークに旅行した。
 計画では、21日にニューヨークを発って22日に帰国している予定だったが、21日の帰国便が大雪のため欠航となってしまい、結局、2日間足止めされて24日になって帰国した。
 21日に起きてみると夜来の雪が激しく降っていてみるみるうちに大きな積雪となっていた。前日20日のテレビでは21日の大雪が予報されていた。しかも、20日夜半過ぎにはジョン・F・ケネディ国際空港閉鎖は決まっていたようだった。
 それで、航空会社へ電話して翌日つまり22日の便への振り替えを依頼しようとしたのだが、電話はいつまでも経っても話し中ばかりで繋がらない。昼近くなってやっとつかまえられたのだが、22日の便はすでに満席で、キャンセル待ちの受付も中止しているという。それで最大早い便を探してもらったら、23日出発の便に1席だけ空席が残っているという。間一髪というところ、2日遅れながらともかく帰国便は確保できた。
 しかし、あろうことか、ホテルも満室で、こんどは延泊ができないことになってしまった。泊まっていたホテルは、大きなホテルなのにどうしたことか。これはほとほと困った。キャンセル待ちをかけて3時間も粘ってやっと空室を確保した。同じ部屋は使用できずホテル内をトランクを引きずって移動した。

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(写真2 木立の多い通りは雪が積もっていた)
 やれやれとなって、外へ出てみると、横殴りに雪が降っている。湿り気の強い大きな雪だから積雪も早い。ただ、人通りも多いし、雪かきもしているから歩道に積雪は少ない。また、融雪剤であろうか、白く丸い粒が撒かれている。あるいは路面の滑り止めかももしれない。
 傘をさしている人は半分もいない。襟を立てて黙々と歩いている。取り立てて騒いでいる様子も見かけられない。空港が閉鎖されたことをのぞけば、交通機関への影響はまったくないようだ。もっとも、ニューヨークは市内の足はバスのほかには鉄道は地下鉄が大半だが。
 雪は21日の夕方には小降りとなり、22日には快晴となった。たった1日だけの極端な変化である。
 部屋に閉じこもっていても面白くもないし、ニューヨークの雪景色を見に散策に出かけた。
 繁華街はそうでもなかったが、セントラルパークは一面の雪景色となっていた。雪のニューヨークは初めてのことで、これはこれで風情のあるものだった。

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(写真3 一面の雪景色となったセントラルパーク)