ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

コーヒーを淹れる

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(写真1 我が家のコーヒー道具セット)

コーヒーは好き。
 ただし、うんちくがあるわけでもないし、格別のこだわりを持っているわけでもない。
 それでも、毎日欠かさず飲む朝食後のコーヒーは自分で淹れる。淹れ方と豆あるいは粉はその日の気分次第。
 大概の場合はペーパードリップで淹れる。この場合、ドリッパーは三つ穴のものと円錐形のものと使い分けるが、特に濃いコーヒーが欲しい場合以外は普段は三つ穴のものを使う。
 また、ネルドリップも使う。粗挽きの場合には香りも出るしいいようだ。ただ、ネルドリップは使用後の手入れが厄介だ。もっとも、私の場合はよく水洗いして乾かしておくだけだが。
 お湯は95度くらいが理想だといわれるが、私は沸騰させて一呼吸置いてすぐに使う。お湯の温度を測って使ったことはない。沸騰させても100度に満たないようだから、ほんとうはそのくらいがいいのだろうが。
 お湯はじょうろのような形をしたコーヒードリップで注ぐ。口が細くて狙った通りに注ぐことのできるものがいいようだ。
 注ぎ方には様々な講釈があって最も気を遣うところのようだが、私は円を描くようにじっくりと行う。中央が膨らむようにここは慎重にかつさっと行う。
 豆は馴染みのコーヒーショップで購入する。豆で購入し家で挽く場合と、挽いてもらって粉で購入する場合と両方を使い分けている。
 挽いてもらう場合は、同じ豆を中細挽きと中粗挽きの2種類にする。馴染みの店では6番とか8番と番号で呼んでいる。挽き具合の度合いなのであろうが、詳しい意味はわからない。
 同じ豆を中細、中粗と淹れ分けるが、中細で淹れる場合、中粗で淹れる場合、それぞれに好みがあって、時には中細と中粗とを半々にミックスする場合とがある。そして、この半々というのが好みの味になる場合が多いようだ。それなら初めから7番で挽いてもらったらいいではないかと指摘されそうだが、それももちろんやってみたが、なかなかうまくいかないのだった。
 豆で購入した場合には、家のコーヒーミルで挽くが、これの挽き具合はなかなか簡単ではない。使っているのは電動ミルだから、一、二、三と数えながら挽いている。
 コーヒーを淹れることはなかなか奥行きがあるようで再現性が悪い。同じ豆、同じ条件で淹れても味が微妙に違う。喫茶店はどうやっていつも同じ味を出せるものだと感心する。
 豆は酸味の強いものは好まない。だからモカは苦手だ。どちらか言えば酸味よりも苦味のある系統が好きだ。もっとも、根がいい加減だから結局何でもいいのだけれども。コーヒーには、砂糖は入れないがミルクは加える。ポーションになっているものを使用しているが、そこはこだわっていて、植物油脂性のものは使わず、乳脂肪由来のものを使っている。普段は乳脂肪分17%のものだが、濃くて苦いコーヒーを淹れたときには45%のものを使うこともある。
 ただし、ぬるいのだけははっきり言って嫌いだ。もっとも、私の場合、コーヒーに限らず、味噌汁でも、ラーメンでも、あるいは風呂でもぬるいのはいただけない。

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(写真2 コーヒー豆は専門店から豆と粉で購入している)