(写真1 発表会の様子)
レベルの高い生徒たち
ピアノ発表会とは、ピアノ教室の生徒たちによる演奏会。
27日土曜日、練馬区文化センターで行われた発表会には、私の孫も出演していて応援に駆けつけた。
この日の発表会には、30人も出ていて大変賑やかだった。顔ぶれも、幼稚園の年長組から中学3年生まで見られて幅広いものだった。中心は小学生だった。中学生は、受験勉強などもあって途中でやめる子供たちも少なくないらしい。
しかし、演奏を聴いていてそのレベルの高さにびっくりした。小2で「クシコスポスト」、小3で「モルダウの流れ」、小6ともなると「戦場のメリークリスマス」などとあって、それもしっかりした演奏ばかりで感心した。よほど指導がきちんとしているのだと思われた。
私の孫は小1の女の子でで、しかも習いたてたばっかりだったが、バッハの「メヌエット」を一生懸命弾いて上手だった。この曲は、ピアノ発表会では必ず演奏される定番みたいな曲だが、それだけに聞いている方も耳慣れているから演奏はかえって難しいに違いない。
発表会というと、生徒本人もさることながら親たちも一生懸命で、随分と尻をたたいて練習させたに違いない。
わが家でも、母親ばかりか、祖母(つまり私の妻)も出張指導を行って発表会に備えていた。
それにしても、全国には、何万何十万というピアノ教室があって、生徒数は数百万を超すのだろうが、随分昔だが、聞くところによると、一流のピアニストが行っている個人レッスンでさえ、将来、ピアニストになれる素材に出会うことは実に稀なことらしい。
もっとも、ピアニストになろうとしてピアノ教室に通っているわけではなく、小学生時の豊かな情操を養うという面での習い事であろうから、それはそれでよいのだし、部外者がまったく無責任なことではあるが、音楽が好きになればそれで十分なような気もするが。