ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

沈丁花

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(写真1 咲き始めた沈丁花の花)
春よ来い
 沈丁花(ジンチョウゲ)が咲き始めた。今年は遅いなと散策しながら探していた。見落としていたのかも知れないと思っていた矢先、いつもの公園で見つけた。散策ルート上にあり、この日もうっかり通り過ぎるところだったが、強い芳香に惹きつけられた。これまではまだ咲いていなかったのだった。
 花はまだ咲き始め、つぼみの方が多い。つぼみは紅色だが、この先、花が開くと手鞠状になるはずで、色も白に近い淡い紅色となる。
 とにかく香りが強い。低木だから見落としがちだが、周囲に広がっている匂いで気づかせられる。つんとした香りで、花の形同様に可憐なやさしさが感じられる。
 例年ならば2月末に咲いていたと思っていたが、今年は遅れていたものか。
 いずれにしても沈丁花は春を呼ぶ花。20年ほど前にもなるか、朝のテレビ小説の主題歌で盛んに歌われていたが、その歌詞に、いとし面影の沈丁花、あるいは、春よ遠き春よ、などとあって今でも時々口ずさむことがあって印象深い。