ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

春一番

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(写真1 これぞ春一番か紅梅の花)
春の到来告げる
 関東地方は先週末17日が今年の春一番だった。生温かい強い風が吹いていて気温は20度近くまで上がった。翌日には一気に10度も気温が下がって寒の戻りとなったから、いかにも春一番らしかった。
 暖かい風に誘われて近所の公園を散策した。ここのところいろんなことが続いて習慣にしているウォーキングも滞りがちだったから、のんびりとした散歩も随分と久しぶり。
 そうしたら、たくさんの花を見つけることができた。いつしか春が到来していたのである。
 この公園には小さなものだが梅林があって、ちょうど紅白の梅が満開となっていた。梅の花は可憐でもあり花期も長いからいつまでも楽しませてくれる。
 これとは別に、紅梅が濃い紅色の花を艶やかに咲かせていた。紅梅は梅の中でも最も先に咲く花で、これぞ春一番の花であろう。
 同じように、マンサクも咲いていた。まず咲くが訛ってこの名がついたと言われるくらいだからこの花も早い。
 寒椿も赤い花をいっぱいに咲かせていた。時期的には山茶花(サザンカ)と椿の中間くらいに咲くが、山茶花の園芸品種らしく、山茶花とほとんど見分けがつかない。なお、椿はちょうど芽吹いたばかりのようだった。

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(写真2 桜の中では最も早く咲く河津桜)
 河津桜が咲いていた。桜の中では最も早く咲くことで知られているが、花が吊り下がっていて可愛らしいものだった。この公園では初めて見つけた。
  珍しいところではオガタマノキの花が咲いていた。枝は神前で使われるので馴染み深いが、花は珍しい。モクレン科らしい花の形をしていた。
 これで、フキノトウ(蕗のとう)でも見つかれば春が揃うのだがなと探していたが、これは見つけられなかった。ところが、帰途昼食に入った近所のそば屋で天ぷらの盛り合わせを頼んだところ、フキノトウが含まれていた。独特のちょっとした苦味がいかにも春を告げているようだった。

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(写真3 オガタマノキの花。モクレン科の一種)