ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

伊予鉄のダイヤモンドクロス

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(写真1 右から一般道路に出てきたのが鉄道線電車で、左後方で通過を待っているのが軌道線電車)
鉄道のある風景 選
 愛媛県松山市では、ともに伊予鉄の運行による軌道線と呼ばれる市内電車と、鉄道線と呼ばれる郊外電車と2種類の電車が市街を走っているが、大変珍しいいことに、この二つの電車が何と路上で平面交差しているのだ。
 軌道線の第5系統と鉄道線の高浜線が大手町付近で交差しているもので、鉄道線に優先権があるようで、鉄道線が近づくと、横断する道路に遮断機が降りてきて、路面電車も自動車などと同様に鉄道線の通過を待っている。
 同じ平面で交差するから鉄道趣味世界では「ダイヤモンドクロス」と呼ばれている。わが国唯一のもので、路面電車同士ということでは高知市の土佐電気鉄道のはりまや橋電停がある。(2009年10月23日撮影)