ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

ゆいレール

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(写真1 旭橋付近を走行中のゆいレール)
抜群のアクセスの良さ
 先日は沖縄に出張だった。沖縄は2010年以来6年ぶり。
  那覇では、ゆいレールに乗った。沖縄都市モノレールの愛称で、沖縄唯一の鉄道である。那覇空港駅と首里駅を結び全線12.9キロ、駅数は15。2003年8月10日の開業。
 11月26日土曜日、晴れ。気温は26度とあり、朝夕の冷え込みが強い東京に比べ20度もの差があり、とても暖かい。

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(写真2 那覇空港駅2番線ホームで発車を待つ首里行きゆいレール列車)
 那覇空港駅。連絡通路で空港とは直結しておりとてもアクセスがいい。そのせいか乗客には旅行者が多く、それも大きなトランクを持った中国人や韓国人が目立つ。
 対面する2面2線のホーム。すべての列車が折り返し運転である。跨座式モノレールで、編成は2両と短い。ワンマン運転。
 私は13年前の開業直後に乗ったことがあるのだが、今回はその時とは切符が変わっていた。開業当初はごく一般的な自動改札用のものだったが、今回乗ってみると、切符がQR乗車券というものになっていた。つまり、切符の券面にQRコードが印刷されている。入場の際、切符は自動改札機の読み取り部分にタッチする仕組みで、出場も同様。切符は手元に残る。私は24時間有効の1日乗車券を購入したが、700円だった。
 そう言えば、開業当初は、小学生がグループで乗りにきていた。鉄道とはどういうものか、体験乗車ということだった。また、大人でも、改札の切符を通しただけで受け取ることを忘れている人が多かった。いかにも初めて鉄道が通じた沖縄らしいことだったが、あれからもはや13年も経って今回はそういう様子はさすがに見られなかった。
 さて、那覇空港2番線から9時50分発首里行きに乗車。県庁前、旭橋などと市街中心部を走り、おもろまちで観光客が大勢下車した。この駅には直結して巨大なデューティーフリーショッピングモールがあるのである。
 モノレールは高架を走るので車窓からの眺めがとても良い。それによると、那覇の街は起伏の多いことが察せられる。
 そうこうして終点首里10時19分到着。全線30分弱の乗車である。ここから首里城跡まで徒歩10分弱か。那覇きっての観光スポット首里城にもとてもアクセスが良い。
 また、途中の各駅で乗降が多いし、この日は何回か利用したが各列車とも混んでいて、市民の足として定着している様子だった。
  なお、沖縄都市モノレールではここからさらに延伸を計画しているようで、2018年の完成を目指しているという。

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(写真3 ゆいレールの車窓から見た那覇の街)