(写真1 関東鉄道常総線取手駅改札口)
茨城県下を南北に
常総線は、取手駅と下館駅間を結ぶ関東鉄道の路線。全線51.1キロ、駅数25である。全線が茨城県下を南北に貫いて走る。なお、関東鉄道は、ほかにやはり茨城県下に竜ヶ崎線を有するローカル私鉄である。
11月3日文科の日、快晴。JR常磐線を取手駅で降りると、常総線は常磐線に並列してあり、ホーム番号もJRからの通し。
1面2線のホームで、8時38分発は8番線からの発車。2両のワンマン運転ディーゼル列車である。
取手を出るとしばらく住宅地が続いた。東京への通勤圏なのである。上野からは34分で、上野東京ラインで品川行きも頻発している。
守谷8時57分。つくばエクスプレスとの接続駅で、大きく発展してきているところ。つくばエクスプレスなら秋葉原までわずか32分である。
水海道9時07分3番線着。この列車の終点。2面3線のホームがあり、古くから開けた常総線沿線の中心都市である。駅が近づくと右手に車両基地が見えた。SLも含め様々な車両があるところから人気の施設で、この日も見学会があるようで、大勢の鉄道ファンが列を作っていた。
下館行きに乗り継ぐのだが、この列車は1両で、後続列車も到着し両数も減ったこともあり始発なのだが満員となった。3番線からの発車。
(写真2 水海道を過ぎたあたりで右窓に見えてきた筑波山)
地図で見ると、このあたり常総線は鬼怒川と小貝川の間を走っていて、右窓遠く筑波山が望めた。広大な関東平野の北東端というあたりであろうか。
そうこうして下館駅10時13分の到着。常総線の終着駅である。6番線。車窓は変化に乏しい路線だったが、乗り換えする人たちで駅はごった返している。下館駅はJR水戸線と真岡鐵道の接続駅なのである。
(写真3 列車が到着しごった返す下館駅)