ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

土木展

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(写真1 ガス切断の火花が派手に散っている土木オーケストラという展示)
土木の仕事と魅力を伝える
 土木とは何か、土木を身近に感じてもらおうという展覧会。
 六本木の東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTで開催されている。主催も21_21。なお、21_21とはデザイン専門の施設。
 初めに目についたのは、土木オーケストラという展示。四角い部屋3面に映像が映し出されている空間である。映像は土木工事の現場の模様のようだ。土木とはどういう仕事なのかが伝わってくる内容で、とくにガスバーナーで切断している様子はまことに迫力がある。ガス切断は手動トーチによるものだが、火花が派手に散っている。

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(写真2 西村芳一「タウシュベツ川橋梁」の巨大な写真パネル)
 次が大きな展示室で、横長の壁面いっぱいに巨大な写真パネルが4枚並んでいる。いずれも土木写真家西村芳一の作品で土木の仕事の大きさが伝わってくる。「霊山トンネル」という作品はまるで巨大なクモのような重機がトンネルを掘削している様子を描いているし、「タウシュベツ川橋梁」は土木構造物の魅力がいっぱいに表現された作品で、どれも迫力満点、実に美しい。
 会場では、ほる、ためる、つむ、ささえる、といった土木の仕事が体験できるような出し物もあって楽しい内容となっていた。
 ただ、展覧会は展示物の点数が少なくて今一つ物足りなかったというのが実感で、しかも、土木の仕事と魅力を伝えるという社会性の高い趣旨の展覧会にしては入場料が1100円と高かったのは不満で、そのせいか、この日は土曜日だったのだが入場者が少ないように思えたのは残念だった。もう少し入場料を低くしたら、もっと大勢の人に入ってもらえたのではなかったか。

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(写真3 展覧会会場の様子)