(写真1 東武鉄道ヨ111車掌車模型)
私鉄車掌車の代表格
友人が贈ってくれた。私の車掌車好きを知ってのことらしい。添えられた手紙には「貨物列車の末尾にポッッと赤いランプが点る風情は失いたくないもの」と記してあって、「もはや絶滅危惧種であり(私にも)庭に1輛いかが……!?」とけしかけてあった。
模型は、トミーテック製で、150分の1スケール。キットになっていて最終仕上げは自分でやらなければならず、図工下手にとっては組み立てるのに苦労した。
レールの上に置くようになっていて、とても風情がある。書棚に飾ってあって、毎日眺めてにやにやしている。車掌車好きであるが、このような模型のあることは知らなくて、とてもうれしかった。
東武鉄道は、鉄道事業において営業距離数、売上高ともに日本最大の事業者で、貨物輸送も盛んだった。
車掌車としてはヨ101形とヨ201形があり、合計60両が製造されたらしく、このうち3両が現存しているとのことだ。
ヨ101形は、当初薄緑色の塗装だったが、途中から茶色に塗色が変わっていて、もらったこの模型も茶色である。
なお、東武では来年2017年夏にSLの復活を目指すプロジェクトを計画中で、運転時には車掌車も連結されるというから、今から楽しみだ。