ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

04 身辺雑記

SANAA『環境と建築』展

(写真1 展示室の様子=3階) 妹島和世+西沢立衛の建築家ユニット 乃木坂のTOTOギャラリー・間で開催されている。 SANAAとは、共に世界的な建築家である妹島と西沢による建築家ユニット。2004年ヴェネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞、20…

2022年の正月

(写真1 参拝客が少ない浅草寺) 初詣は浅草寺 冬らしい寒い日が続いたが、少なくとも三が日は快晴だった。日当たりのいい部屋にいると日中は暖房が要らないほどだった。 今年の初詣は2日に浅草寺に出掛けた。例年なら参拝客の列が雷門をはみ出して一般道…

シクラメンの花

(写真1 淡いピンクが美しいシクラメンの花) 季節を伝える豊かな花 シクラメンは季節感豊かな花。この花を見ると師走だと感じる。この時期木に咲く花は少ないから鉢植えながら貴重な彩りだ。 人気のある花で、何でも鉢植え植物としては生産量は日本で最も…

第14回白堊芸術祭盛大に

(写真1 開幕からにぎわっていた白堊芸術祭) 同窓会の総合美術展 12月13日から18日まで神田神保町の文房堂ギャラリーで開催された。会場には、13日の開幕と同時に大勢が駆けつける盛況ぶりで、大半が同窓生のようだったが、ここのところ集まる機会…

京都逍遙

(写真1 紅葉が美しい実相院の庭) 岩倉実相院門跡を訪ねて 信楽で全鉄道全線全二周を達成した翌日は、京都をぶらついた。 ちょうど紅葉の季節だが、あまり混んでいるところも嫌だし、あちこち何カ所も歩く気もなかったので、一カ所ということで少々遠くて…

彦根城

(写真1 国宝の彦根城天守) 国宝の現存天守 彦根は、井伊35万石の城下町だったところ。徳川四天王の一人井伊直政を藩祖とし、たびたび大老職を出すなど譜代筆頭の地位にあった。大老としては幕末の井伊直弼がよく知られる。譜代大名で35万石は破格であ…

長浜鉄道スクエア

(写真1 現存する日本最古の鉄道駅舎) 鉄道博物館 このたびの信楽への旅では、前日までに米原に入り、長浜と彦根をぶらついた。 長浜は、米原から北陸本線でわずか3駅目9分。琵琶湖の北東部にあり、羽柴秀吉が築いた長浜城の城下町である。北陸本線・東海…

羽黒山へ

(写真1 羽黒山頂にある三神合祭殿) 出羽三山の一つ 鶴岡滞在中には、羽黒山を訪ねた。もとより、月山、湯殿山と共に出羽三山の一つ。月山まではともかく、羽黒山には登ってみたいと思っていた。鶴岡は三度目だが、羽黒山は初めてだった。 羽黒山は、三山…

鶴岡へ

(写真1 鶴岡駅) 藤沢文学の世界 山形からは鶴岡へ移動した。同じ県内だが、山形のある内陸の村山地方と鶴岡のある海沿いの庄内地方とは間に峻険な月山があり、月山を避けて大きく回り込まなければならない。 まずは山形新幹線で新庄へ。奥羽本線は、福島…

山形へ

(写真1 堀を挟んで左が山形城跡、右が奥羽本線の線路) お城とそばと 仙台で所要を済ませた後は山形へ向かった。仙台は見るところも多いし魅力的なまちだが仙台はたびたび訪れているし、久しぶりに山形を訪れたかった。 仙台からは仙山線。仙台と山形を結…

戸田泰生画『陽春』

(写真1 100号の大作<陽春>) 第50回純展出品作 毎年開催されてきた公募展「純展」も昨年はコロナの影響で開催が見送られ、今年は2年ぶりの開催となった。会場は上野公園の東京都美術館。 純展は毎年秋に開催されていて、関東地方からの出品が大半だ…

沖縄のシンボル首里城

(写真1 城壁が連なる外観) 琉球の象徴 那覇滞在中、首里城を訪ねた。火災がどの程度だったのか、修復はどう進んでいるのか気になった。早くに来たかったのだが、首里城は沖縄のシンボルみたいなもの、物見遊山では軽軽には訪れにくかった。 首里城とは、…

関門海峡を渡る

(写真1 門司港から関門海峡を渡る。下関はすぐ対岸) 日本遺産ノスタルジック海峡 関門海峡とは、本州の下関と九州の門司を隔てる海峡。最も狭まる壇ノ浦と和布刈の間は600メートルと狭く、早鞆の瀬戸と呼ばれている。下関市と北九州市にまたがって関門…

都電荒川線トピックス

(写真1 都電荒川線の前身王子電気軌道の路線図。都電屋に掲示されていた) 都電荒川線つたい歩き プラス③ 都電荒川線のつたい歩き。のんびり歩いていると電車に乗っていては見落としがちなものが見えてきた旅でもあった。 その中からトピックスをいくつか…

都電荒川線の全停留場フォト

(写真1 都電荒川線唯一の荒川車庫) 都電荒川線つたい歩き プラス② 都電荒川線は、三ノ輪橋停留場を起点に早稲田停留場を終点とする全長12.2キロの路線。停留場数は30。荒川区から北区、豊島区、新宿区へまたがっている。路面電車である都電の路線数…

都電荒川線の全車両フォト

(写真1 荒川車庫前に停車中の左8808と右8908) 都電荒川線つたい歩き プラス① 都電荒川線を2日がかりでつたい歩いた。つたい歩くとは、電車には乗らず、ただひたすらに線路に沿ってつたい歩くこと。乗っては気がつかない細かな情景が得られる楽し…

庚申塚から終点の早稲田へ

(写真1 千登世橋上から見た荒川線電車。右が明治通り) 都電荒川線 つたい歩き③ 都電荒川線のつたい歩き。先日は雨のため途中で打ち切っていたため、この日はその続きで庚申塚から再開。5月14日。 庚申塚へは最寄り駅である山手線巣鴨駅から。徒歩5分…

荒川車庫前から庚申塚へ

(写真1 王子駅付近の併用軌道を走る都電荒川線電車) 都電荒川線 つたい歩き② 荒川車庫前を出ると、まもなく北区に入った。電柱の町名表示によると、北区堀船三丁目とある。梶原の停留場には、早稲田方面のホームに面して本屋があった。また、そばに都電も…

都電荒川線 つたい歩き①

(写真1 美しいバラに囲まれた都電荒川線起点三ノ輪橋停留場) 三ノ輪橋から荒川車庫前へ つたい歩きとは、鉄道線路に沿ってひたすらつたい歩くこと。鉄道には乗らない。コロナ下のこと、鉄道旅もままならず、これは鉄道好きとしては窮余の一策。しかし、こ…

ピアノソナタ

(写真1 ピアノ曲が収録されているCD集) 音楽の好みにも変化 このごろは家にいる時間が長いから、音楽もよく聴いている。 ただ、私は不器用で、音楽を聴きながら本を読んだり、音楽を聴きながら原稿を書いたりするということができない。BGMのつもり…

宮古から田老そして島越へ

(写真1 防潮堤の上から見た田老の街) 大震災から10年目の被災地へ③ 宮古では1泊し、翌日さらに三陸鉄道(三鉄)を北上し、田老から島越へと向かった。前日の雨はやまず、かえって風雨は強まっている。しかも寒い。 (参考1 被災した工場には〝全員無…

陸前高田から大船渡そして宮古へ

(写真1 大船渡線BRTと三陸鉄道が接続する盛駅) 大震災から10年目の被災地へ② 陸前高田からは再び大船渡線BRTで大船渡へ向かった。雨は強まるこそすれ弱まる気配はまったくない。車窓から写真を撮ろうにも曇ってうまくいかない。 (写真2 風光明…

大震災から10年目の被災地へ①

(写真1 復興で生まれ変わった陸前高田の新市街) 岩手県沿岸部を北上 2011年3月11日に発生した東日本大震災からちょうど10年目。昨年こそコロナの影響で来られなかったが、震災直後から私は毎年欠かさず被災地を訪れてきた。今年もコロナは収まっ…

笠間にて

(写真1 日本三大稲荷の笠間稲荷神社) 笠間稲荷の門前町 冬の日差しを選んで茨城県の笠間を訪れた。笠間は、茨城県の中部、水戸の西に位置し、栃木県境に近い。笠間稲荷の門前町として栄え、笠間焼で知られる陶器の町でもある。古くは笠間藩の城下町でもあ…

春を見つけた

(写真1 濃い紅色をした寒梅) 梅と椿咲く まことに寒い日が続いている。今年はことのほか寒いのではないか。もっとも、毎年同じように感じてはいるが。 そうした中で、散歩の途中で春を見つけた。一つは梅の花。ちょっといくら何でも早すぎると思ったが、…

春遠からじ

(写真1 うっすらと赤く染まりだした冬のあけぼの) 冬来たりなば 冬来たりなば春遠からじ。 イギリスのロマン派詩人シェリーの詩の一節で、辛いことがあっても耐えていればいずれは幸せがやってくるというのが本来の意味らしいが、寒く厳しいとはいっても…

2021年の初詣

(写真1 1月4日神田明神の様子) 空いていた神田明神 例年なら元旦に出かけている初詣。今年は4日になって神田明神にお参りした。神田明神は、明治神宮や浅草寺ほどの規模ではないが、江戸総鎮守の格式もあり人気の神社。例年、スーツ姿のサラリーマンの…

冬の風物詩

(写真1 灯油の移動販売) 灯油の移動販売も 暖かい日もあったりするが確実に季節は晩秋から冬へと進んでいる。 冬の風物詩といえば何を思い浮かべるだろうか。 もっと寒くなれば、朝、霜が降りていれば冬の到来を強く感じる人は多いに違いないが、まだ、晩…

コウノトリを目撃

(写真1 飛び立ったコウノトリ。木とかぶってちょっと見にくいが。大きさは実感できる) 千葉県野田市のゴルフ場で 千葉県野田市のゴルフ場でプレー中、コウノトリを目撃した。 9番ホールの池で餌をついばんでいたもので、ドジョウでもいたものか一生懸命…

ヤマト帰る!

(写真1 帰ってきて羽を休めるヤマト) 千葉県野田市こうのとりの里で 千葉県野田市こうのとりの里から放鳥されたヤマトが帰ってきていることが確認された。 ヤマトは、野田市こうのとりの里で飼育中のつがいから3年前に誕生したもので、その後放鳥されて…