ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 自分が走っている鉄路以外に人工物が見当たらない茫漠たる風景。厚岸湾から続く厚岸湖付近の根室本線車窓。このあたりは汽水域のため結氷している。2010年2月12日撮影) 8月17日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの写真…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 山間の小駅にひっそりと停車中の列車。大分県の夜明(よあけ)駅で日田彦山線列車と久大本線列車が接続を待っている。汽車旅ではこういうつかの間のほっとする時間が貴重だ。2013年3月19日撮影) 8月16日は夏休みのため記事の更新は行いま…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 夜も明けぬ早朝の凍てつくホームで行き違い列車を待つ。ホームに降り立つと厳しい寒さが頬を射す。長野県の飯山線戸狩野沢温泉駅で。2013年1月13日撮影) 8月15日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの写真は挨拶状に添付…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 夕日が遠ざかる鉄路を鈍く照らす。迫り来る夜のしじまから逃れるように旅路を急ぐ。今宵はいずこの宿となるや。今は廃線となった留萌本線留萌-増毛間で。2013年7月19日撮影) 8月14日は夏休みのため記事の更新は行いません(ページトップの…

残暑お見舞い申し上げます

(旅情 釧網本線北浜駅。オホーツク海に面した海辺の駅で、ホームからは潮騒が聞こえる。日中停車する列車は日に3本。静寂の駅舎の前に、ツーリングなのかオートバイが1台停まっていた。2006年9月22日撮影) 8月13日は夏休みのため記事の更新は…

御坊の紀州鉄道

(写真1 御坊駅0番線ホームに到着した紀州鉄道列車) 日本一短い鉄道 紀州鉄道の鉄道路線は、御坊駅から西御坊駅に至るわずか2.7キロの区間で、営業距離で日本一短い鉄道会社である。千葉県に2.2キロの芝山鉄道があるが、同鉄道は全列車が京成電鉄との…

にぎわいの和歌山電鐵貴志川線

(写真1 列車に乗ることが楽しくなる貴志川線の車内) たま駅長は二代目に 南海電鉄の小路線3線を和歌山市駅を中心に乗り歩いたあとは和歌山駅に移動した。 和歌山市-和歌山間はJRの路線で、和歌山市駅は亀山駅を起点とする紀勢本線の終点駅である。和歌…

南海加太線

(写真1 さかな線の愛称もある加太線の車内。つり革もさかなの形) 愛称は〝さかな線〟 和歌山港線から帰ってきて加太(かだ)線に乗り継いだ。加太線は紀ノ川駅と加太駅間が線区だが、すべての列車は和歌山市駅発着となっている。沿線には新日鐵住金和歌山…

南海和歌山港線

(写真1 和歌山港駅の南海フェリー連絡通路) 南海フェリー四国航路連絡線 多奈川線を往復したあとはいったん和歌山市駅まで出た。途中には加太線があるのだが、ダイヤの都合で和歌山港線に先に乗ることにした。このあたりは工夫のいるところで、旅程を組む…

南海多奈川線

(写真1 多奈川線の終点多奈川駅) 全線2.4キロ4駅の小さな路線 このたびの紀伊半島一周の旅では、岬と灯台巡りを楽しんだほか、大阪からは南海電車、和歌山からは紀勢本線に乗り、途中下車を繰り返しながら沿線の小路線を一つずつ乗りつぶしていった。…

熊野灘と遠州灘を分かつ大王埼灯台

(写真1 大王崎に建つ大王埼灯台) 志摩半島の灯台②大王埼灯台 安乗埼灯台からはいったん鵜方駅まで戻り、続いて御座港行きバスに乗り換えた。ここからは志摩スペイン村行きバスなども出ていてちょっとした拠点になっている。乗車約15分で大王埼灯台下車…

的矢湾の入口安乗埼灯台

(写真1 断崖絶壁に建つ安乗埼灯台の景観) 志摩半島の灯台①安乗埼灯台 本州最南端串本からは紀勢本線を乗り継ぎいったん松阪へ。翌7月23日は鳥羽を起点に志摩半島の二つの灯台を巡った。 志摩半島は、紀伊半島東側に付属する半島で、リアス式海岸なども…

紀伊大島に建つ樫野埼灯台

(写真1 太くずんぐりした樫野埼灯台。回廊に登る外階段が付いている) 紀伊半島岬と灯台巡り③樫野埼灯台 潮岬灯台からは樫野埼灯台に回った。潮岬(しおのみさき)は串本から地続きなっているが、樫野埼(かしのさき)は対岸の紀伊大島にあり、かつては、♪…

本州最南端潮岬と潮岬灯台

(写真1 潮岬観光タワーから見た潮岬と潮岬灯台) 紀伊半島岬と灯台巡り②潮岬と潮岬灯台 紀伊日の御埼灯台を訪ねた後は、紀州鉄道を乗りつぶしたりして、その日はそのまま御坊に泊まった。 翌7月22日、紀勢本線の1番列車で南下し串本へ。途中、紀伊田辺…

紀伊水道を照らす紀伊日ノ御埼灯台

(写真1 姿の美しい紀伊日の御埼灯台) 紀伊半島岬と灯台巡り①紀伊日ノ御埼灯台 先週は紀伊半島一周の旅を行った。紀伊半島は日本最大の半島。和歌山側から入り、南海本線やJR紀勢本線などと海沿いをひた走り、岬を巡り灯台を訪ねた。また、この間の小さ…

レムフ10000の車掌室

(写真1 レムフ10000全景) シリーズ車掌車を訪ねて 鉄道博物館に展示されている。車両ステーションの左側最も奥に展示されており、EF66に連結されてコキ50000とレムフ10000が並んでいる。 レムフ10000形貨車とは、鮮魚専用高速貨…

東洋文庫のオリエント・カフェ

(写真1 ミュージアムからカフェへと誘う通路) シリーズ:ミュージアムカフェ オリエント・カフェは、文京区本駒込にある東洋文庫のカフェ。 東洋文庫は、蔵書数約100万冊を誇る東洋学に関する専門図書館。研究機能も有し、アジア最大の東洋学センターで…

ラジオ体操発祥の地

(写真1 佐久間公園にあるラジオ体操発祥の地碑) 都内に3カ所も 学校が夏休みに入ってラジオ体操の季節。ラジオ体操は夏休みだけのことではなくて、もちろん年中なのだが、近所の公園などでラジオの音楽に合わせて体操する風景はやっぱり夏の風物詩だ。 …

演奏会「N響 夏2018」

(写真1 演奏者が舞台に集まり始めたころの様子) コンサートつづき 二日続けてのコンサート。先週木曜日19日にしずくいし夏の音楽祭2018東京公演を代々木上原のこぢんまりとしたホールで楽しみ、翌20日金曜日にはやはり代々木のNHKホールでNH…

林智之メモリアルコンサートVol.2

(写真1 ミュージックキャンプ受講生も加わった演奏直前の様子) しずくいし夏の音楽祭東京公演2018 すっかり定着したしずくいし夏の音楽祭東京公演。今年も7月19日代々木上原のムジカーザで行われた。昨年に引き続き、2016年に逝去された林智之…

夏を食べる

(写真1 夏の風物詩スイカ) 季節を感じる食べ物 季節を感じるのは花ばかりではないようで、食べ物にも夏を感じさせてくれるものがある。 そうめんなどもそうで、食欲が落ちたようなときでもつるつるとのどごしよく食べられるからありがたい。 スイカも夏の…

夏模様

(写真1 夏の到来を感じるノウゼンカズラの花) 夏に強く咲く花 西日本集中豪雨被災地の皆さんには申し訳ないが、首都圏は晴天の暑い日が続いており夏真っ盛りの様相だ。結局、梅雨らしい雨が少なくて6月末に梅雨明け宣言が出されたのには驚いた。 この頃…

特別展『縄文』

(写真1 会場の外壁に掲示されていた展覧会の看板) 1万年の美の鼓動 東京国立博物館で開催されている。 土偶が好きで機会があれば見ている。特に今回は国宝に指定されている5件の土偶がすべて出展されているというので期待していた。 (写真2 国宝「縄…

新館増設のてっぱく

(写真1 南館に展示されているE5系東北新幹線と400系山形新幹線のそれぞれ先頭車両) 鉄道博物館がリニューアル さいたま市大宮区の鉄道博物館(てっぱく)が、新館を増設し、本館もリニューアルしてオープンした。 本館を中心に新館を南館とする配置…

久留里線沿いの車掌車

(写真1 ワフ29500形緩急車ワフ29829) シリーズ車掌車を訪ねて 車掌車を訪ね歩いている。基本的に車掌車はもはや貨物輸送の事業用貨車として使用されることはなく、全国に現存する車掌車は120両ほどらしい。このうち動態保存されているものは…

鉄道車両博物館「ポッポの丘」再訪

(写真1 ポッポの丘に展示されている車掌車。手前からヨ13959、ヨ14202、ヨ14157、ヨ8818と先頭は気動車)シリーズ車掌車を訪ねて ポッポの丘とは、房総半島の山中にある鉄道車両の博物館。千葉県いすみ市にあり、いすみ鉄道上総中川駅…

コンテンポラリー・アートのワタリウム美術館

(写真1 ワタリウム美術館のカフェ) シリーズ:ミュージアムカフェ ワタリウム美術館は、コンテンポラリー・アートを専門とする私設の美術館で、渋谷区神宮前所在。地下鉄銀座線外苑前駅から外苑西通りを千駄ヶ谷方向に徒歩5分ほど。通りを進むと左側にマ…

展覧会『理由なき反抗展』

(写真1 アンディ・ウォーホル「理由なき反抗」I LOVE ART 14 神宮前のワタリウム美術館で開催されている。 映画『理由なき反抗』は、主役のジェームズ・ディーンにばかり目がいきがちだったが、危うい青年の姿と一つの時代を描いていた。 そして私は、アンデ…

迎賓館赤坂離宮を見学

(写真1 主庭噴水越しに見た迎賓館赤坂離宮) 文化的にも高い価値 迎賓館赤坂離宮を見学した。テレビニュースに映し出される歓迎晩餐会の様子などできらびやかさは知っていたが、実際、どういう施設なのか、文化的価値はどういうものなのか興味があった。 …

映画『フジコ・ヘミングの時間』

(写真1 映画館に掲示されていたポスターから引用)魂のピアニストの軌跡 フジコ・ヘミングを描いたドキュメンタリーである。80代になった今なお世界各地で演奏活動を続けるフジコを追い、2年間の生活に密着した記録である。 冒頭からいきなり「ラ・カンパ…