ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

映画『バーニング』劇場版

(写真1 映画館で配布されていたパンフレットから引用) 村上春樹原作の韓国映画 2018年製作。監督イ・チャンドン。原作は村上春樹の『納屋を焼く』。 ソウル最大の繁華街南大門とおぼしき街頭でイ・ジョンスは、幼なじみのヘミから声をかけられる。 ジョ…

早い季節の訪れ

(写真1 近所の公園で咲き始めた乙女椿の花) 乙女椿咲く 今年は春の訪れが早いようだ。三寒四温と言っていいのだろうが、暖かい日が続くようになってきた。私は寒いのがことのほか嫌いだから、暖かくなるのは大歓迎。 暦の上では、立春から数えて十五日目…

清和ゆめの丘牧場のヨ8597

(写真1 清和ゆめの丘牧場に展示されているヨ8597車掌車) 車掌車を訪ねて 千葉県君津市東日笠191-1所在。房総半島を南下し、館山自動車道を君津インターで降り、県道92号線を清和県民の森方面へ15分ほど進むと、右手道路沿いに車掌車が見えて…

入場料1500円の書店「文喫」

(写真1 店内の書棚の様子。通路が狭い) 従来のコンセプトが合致しない書店 入場料が1500円もする書店ができたというのでのこのこ出掛けてみた。場所は地下鉄六本木駅のすぐそば。昔、青山ブックセンターだったところ。 店内に入ると、左に雑誌の棚。…

展覧会『顔真卿』

(写真1 「祭姪文稿」の書き出しの部分=会場で販売されていたカタログから引用) 王羲之を超えた名筆 東京国立博物館で開催されている話題の展覧会。書に関する展覧会としては破格の規模と内容ではなかったか。入場者数も驚異的で、入場に40分、注目の「…

東葉高速鉄道

(写真1 東葉勝田台駅2番線ホームで発車を待つ東葉高速鉄道地下鉄東西線直通快速中野行き電車) 千葉の鉄道④ 東葉高速鉄道線は、西船橋駅を起点に東葉勝田台駅に至る全線16.2キロの路線。駅数は9。東京メトロの地下鉄東西線と直通運転を行っており、首…

千葉都市モノレール1号線・2号線

(写真1 車両先頭運転席後方から見た路線の様子。懸垂式の特徴で見晴らしがいい) 千葉の鉄道③ 千葉都市モノレールは、千葉駅を中心に千葉市内の主要な箇所を結んで1号線と2号線の二つの路線がある。 1号線は、千葉みなと駅から県庁前駅を結ぶ3.2キロ…

京成千葉線・千原線

(写真1 京成津田沼駅ホーム。左が6番線新京成線電車、右が5番線京成千葉線電車) 千葉の鉄道② 起点の松戸から乗った新京成線を終点京成津田沼で京成千葉線に乗り継いだ。6番線に到着で、京成千葉線列車はすでにホーム向かい側5番線で発車を待っていた…

北総台地を走る新京成電鉄

(写真1 カーブの多い新京成線。これは新鎌ケ谷を出てほぼ直角に曲がっているところ) 千葉の鉄道① 新京成電鉄は、松戸駅と京成津田沼駅を結ぶ。全線千葉県内を走っている。松戸で常磐線と接続し、終点一つ手前の新津田沼駅で総武線津田沼駅に隣接する。地…

新京成線つたい歩き(続き)

(写真1 習志野は高台を開拓したのか坂が多かった) 26.5キロをついに完歩 2018年11月15日から始めた新京成線のつたい歩きは、第2日の12月29日には高根公団駅まで到着していて、このたび残っていた終点京成津田沼駅までを歩いた。 2月1日…

新京成線つたい歩き(再開)

(写真1 小金牧の野馬土手。総延長は150キロもあったと記されている) くぬぎ山駅から高根公団駅まで つたい歩きとは、鉄道線路沿いをつたって歩くこと。久住昌之著『線路つまみ食い散歩』を読んでこんな鉄道漫歩もあるのかと思い興味を持って実践してみ…

映画『蜘蛛の巣を払う女』

(写真1 映画館に掲示されていた案内板から引用) ミレニアム4の映画化 ややくどくなるが、原作と映画化双方の歩みを簡単におさらいしておこう。 スウェーデンミステリーの傑作スティーグ・ラーソン作ミレニアムシリーズは、2011年(日本語版刊行)の…

立春

(写真1 一輪だけ咲いていた梅の花) うれしい梅一輪 今日2月4日は立春。寒い日が続いているが暦の上では春ということ。 早朝のウォーキングがまことにつらい時季だが、冬至から一か月も過ぎて随分と日は長くなってきた。 それでも家を飛び出す6時頃はま…

長島美術館(鹿児島市)

(写真1 素晴らしい眺望の喫茶室) ミュージアムカフェを訪ねて 長島美術館は、鹿児島中央駅西口から車で約5分。100メートルほどの丘の上にありきつい坂道を登らなくてはならないから歩くにはつらい。 しかし、その分眺望は断然いい。2階の喫茶室から…

鹿児島 日本最南端の路面電車

(写真1 1系統2系統の電車が発着する鹿児島駅前停留所) 九州の路面電車を訪ねて③ かつては全国80近い都市に四通八達していた日本の路面電車。モータリーゼーションの進展などから次々と廃止されていき、現在残っているのは20に満たない。 しかし、環…

熊本 城下町の路面電車

(写真1 サイドリザベションになっている田崎橋停留所。停車中の電車は水戸岡鋭治設計の0803車両) 九州の路面電車を訪ねて② 九州にも路面電車は数多く走っていた。福岡や北九州にもあったが、現在残っているのは長崎や、ここ熊本のほか鹿児島だけ。 熊…

長崎 港町の路面電車

(写真1 3系統赤迫行きと4系統崇福寺行きが停車中の蛍茶屋停留所) 九州の路面電車を訪ねて① 長崎は路面電車の似合う街。港町の路面電車として函館と長崎は双璧であろう。 4つの系統があり、重複区間も含め営業距離は21.1キロ。ただし、線区上は5路…

「フジタとイタクラ」展

(写真1 会場の様子) 松戸市の聖徳大学で エコール・ド・パリの画家 藤田嗣治と板倉鼎・須美子に焦点をあてた展覧会が、千葉県松戸市の聖徳大学博物館で開かれている。 藤田は、独自の画風でエコール・ド・パリの中心的画家であり、乳白色を多用した作品で人気…

旧久木野駅跡のヨ8955

(写真1 旧久木野駅跡に保存されているヨ8955) 九州の車掌車を訪ねて④ 肥薩おれんじ鉄道水俣駅から、水俣市のコミュニティバスみなくるバスに乗って山間へと分け入ること約50分、愛林館前下車。 ここは、水俣市久木野ふるさとセンターで、農産物加工…

南島原駅のヨ8001

(写真1 ワム8000に連結されて南島原駅構内に留置されていた車掌車ヨ8001) 九州の車掌車を訪ねて③ 長崎県島原半島を走る島原鉄道で起点の諫早駅から終点の島原外港駅を目指していたところ、南島原駅を発車してすぐ構内のはずれに貨車が2両連結さ…

源じいの森のヨ9001

(写真1 高速貨物専用として開発されたヨ9001) 九州の車掌車を訪ねて② 源じいの森とは、福岡県田川郡赤村にある自然公園。研修宿泊施設や温泉などがある。平成筑豊鉄道田川線に同名の駅があり、その駅から徒歩1分。 敷地に入ると、研修宿泊施設の脇に…

直方市汽車倶楽部の車掌車

(写真1 2両並んでいる直方市にある汽車倶楽部の車掌車) 九州の車掌車を訪ねて① 汽車倶楽部は、福岡県直方市にあるNPO法人。 1999年の開設で、蒸気機関車59647の保守を行っている。静態保存だが、ピカピカに磨き上げており、線路さえあれば今…

角川 俳句歳時記 第五版

全5冊が完結 角川書店編になる俳句歳時記の改訂第五版がこのたび発行の新年編をもって全5冊が完結した。 俳句歳時記で角川編は歳時記の先駆として最も親しまれているもののうちの一つであろうか。 1955年の刊行から半世紀余を経て第五版の改訂が行われ…

フェルメール遍歴

(写真1 オランダ・ハーグのマウリッツハイス美術館の外壁に掲示されている「真珠の耳飾りの少女」の垂れ幕。手前に佇んでいるのは家内) 魅せられて世界各地へ フェルメール好きだから、随分と世界中の美術館でフェルメール作品を見てきたが、オランダのハ…

フェルメール全点踏破へ

(写真1 アムステルダム国立美術館でも「牛乳を注ぐ女」は人気) 残るは1点 お前もかと言われそうだが、フェルメールが好き。 そのことだけが目的ではないが、海外旅行などで美術館があればたいがいはいる。それも、フェルメールを展示しているとなればな…

フェルメール展

(写真1 「牛乳を注ぐ女」の写真を手にかざしてみたところ) 35分の9ということ 会期一か月を切ったところでやっと見た。昨年の10月から上野の森美術館で開催されていて、フェルメール好きとしては早く見たいとはやる気持ちがなかったわけではないがこ…

小さな音楽会は・く・あ・ぽこ

(写真1 演奏開始直前の様子) ソプラノ大津佐知子&ピアノ森知英 「は・く・あ・ぽこ」というちょっと変わった題名のコンサートが11日、新宿のマエストローラ音楽院で行われた。 出演したのは、ソプラノ大津佐知子、ピアノ森知英。ともに著名な音楽家だが、…

今野敏『去就』

隠蔽捜査6 警視庁大森警察署署長竜崎伸也を主人公とする人気シリーズの最新刊。 竜崎は東大法卒のキャリア組で、警察庁官房総務課長まで歴任したエリートだったが、つまらぬ責任を取らされて大森署に飛ばされていた。階級は警視長で、警視正程度が任命され…

フリン・ベリー『レイチェルが死んでから』

入り組んだ心理劇 ノーラは、週末を利用してロンドンから姉のレイチェルが住むコーンウォールを訪ねた。 家が近づくと何かがおかしい。家に入ると最初に目にはいったのは犬で、階段の一番上からリードで吊り下げられていた。階段を登ると、腰板に血痕があり…

2019溶接界新春賀詞交歓会盛大に

(写真1 盛況の会場風景。壇上は溶接界OBの森英介衆議院議員) 人材確保に最大の注力 2019溶接界新春賀詞交歓会(日本溶接協会・産報出版主催)が8日、東京プリンスホテルで盛大に開催された。 この賀詞交歓会は、産・学・官から溶接界横断的に幅広く参…