ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

本の雑誌編集部編『絶景本棚』

羨ましい書棚 『本の雑誌』に連載された「本棚が見たい!」を単行本化したもの。30数名の作家や評論家、編集者などの書棚がカラー写真で紹介されている。 他人の書棚を見るというのは、のぞき見のような面白さがあり、どのような本を読んでいるのか興味が…

旺玄展

(写真1 会場の様子)外部審査の公募展 旺玄展は絵画の公募展。上野の東京都美術館で開催されている。今年で84回目という大変歴史のある展覧会。 旺玄展は初めて見たのだが、会場を訪れて驚いた。出品者数が415人、展示数は503点にも達している。 …

映画『終わった人』

(写真1 映画のチラシ)定年は生前葬? 定年を迎えた男が、時にシリアスに、時にコミックに描かれている。内館牧子の同名小説の映画化。監督中田秀夫。 田代壮介(舘ひろし)は63歳で定年を迎えた。東大を出て大手都市銀行に入り、順調な出世コースを歩ん…

レイフ・GW・ペーション『許されざる者』

スウェーデンミステリの傑作 国家犯罪捜査局の元長官ラーシュ・マッティン・ヨハンソンは、外出中、脳塞栓で倒れ、カロリンスカ医科大学病院に搬送され入院していた。 入院中、リハビリに励んでいたところ、主治医のウルリカ・スティエンホルムから意外な話がも…

在京白堊会総会盛大に

(写真1 盛況の会場風景)第50回記念 一昨日19日都内のホテルで行われた。 在京白堊会とは、高校時代の在京の同窓会。本校は岩手県盛岡市にあり、校舎が創立以来4代続けて白だったところからこの名がある。間もなく創立140周年を迎えようかという古…

全国大陶器市

(写真1 にぎわいを見せる会場風景)30もの産地参加 全国大陶器市という催し物が近所の公園の特設会場で開かれている。 おそらく全国を巡回してきているのだろうと思われるが、当地には毎年この時期年1回集まってきている。 常滑、志野、信楽、九谷、備…

講演「池澤夏樹 須賀敦子を語る」

(写真1 講演会の模様)『須賀敦子の本棚』刊行記念 池澤夏樹が須賀敦子を語るトークイベントが昨日16日、池袋コミュニティ・カレッジで開催された。 池澤が監修者として関わっている『須賀敦子の本棚』(全9巻=河出書房新社)の6月刊行開始を記念したも…

プーシキン美術館展

(写真1 展覧会の開かれていた東京都美術館)旅するフランス風景画 上野の東京都美術館で開催されている。 プーシキン美術館はモスクワにある国立の美術館。膨大なコレクションで知られ、今回はフランス風景画に絞っての展示となっていた。 旅する風景画の…

春のバラ園

(写真1 バラ園の様子)例年より早く 近所の公園にあるバラ園が満開となった。このバラ園では春と秋の年2回開園しているが、例年ならば5月下旬になる春の開園が今年は10日ほど早まった。 このバラ園はさほど大きなものではないが、それでも83種160…

圧巻の菅野

(写真1 東京ドームの巨人-中日戦の模様)東京ドーム巨人-中日戦 11日に東京ドームで行われたプロ野球巨人-中日戦を観戦した。東京ドームでの巨人戦観戦はほ1年ぶり。 相変わらずの人気ぶりで、ほぼ満員の盛況だった。主催者が来場者に配った橙色のタオ…

原尞『それまでの明日』

探偵小説の復権 待望の新刊である。14年ぶりだという。デビューから30年になるか、処女作『そして夜は甦る』から『私が殺した少女』『さらば長き眠り』などと好んで読んできた。ただ、いかんせん寡作で、この頃ではもう筆を折ったのかと思っていた。 し…

「システム工学の動向」

(写真1 講演会の模様)溶工振特別講演 溶工振(溶接接合工学振興会)の特別講演会が昨9日都内のホテルで行われ、東京大学大学院の青山和浩教授が「システム工学の動向」と題し講演した。 講演で青山教授は、多様化、複雑化する社会においては大規模なシス…

村を守った「普代水門」

(写真1 海側から見た高さ15.5メートルの巨大な普代水門)先人の信念高さ15.5メートル 漁業が主な産業で人口3千人に満たない岩手県下閉伊郡普代村。陸中海岸の北部に位置している。 その中心、三陸鉄道北リアス線の普代駅から陸中黒埼灯台を目指すと…

陸中黒埼灯台

(写真1 朝日に染まる陸中黒埼灯台の美しいシルエット)日本の灯台50選 陸中黒埼灯台を訪ねた。岩手県下閉伊郡普代村所在。陸中海岸の北東部に位置し、三陸復興国立公園に属し、太平洋に面する。 黒崎へは、宮古から三陸鉄道北リアス線で北上した。4月1…

5月の花

(写真1 紅色が映えるタニウツギの花)新緑に映える花 新緑の中に紅色がハッとするほど美しく、近づくと何とも可憐な花である。どうやらタニウツギというらしい。ウツギは白い花が一般的だし、ウツギには似ていないようだが、ウツギの仲間なのであろうか。…

全面復旧の山田線盛岡-宮古間

(写真1 宮古を出るとしばらくは山田線に並行して閉伊川と国道106号線が寄り添う)カラス列車も今は昔 宮古からはJR山田線で盛岡に出た。 山田線は、盛岡を起点に宮古を経て釜石に至る営業区間157.5キロの長い路線。盛岡-宮古間は山岳路線であり、…

復旧工事急ピッチ山田線宮古-釜石間

(写真1 駅ホームの形を見せ始めた山田線大槌駅)被災地の鉄道 岩手県沿岸部の鉄道には、北から三陸鉄道北リアス線、JR山田線宮古-釜石間、三陸鉄道南リアス線とあっていずれも甚大な被害のあったところだが、このうち南北のリアス線についてはいち早く復…

ウエルディングショーは面白い

(アーク溶接電源の高出力化が顕著だった)新しい技術新しい製品 25日から東京ビッグサイトで開かれている国際ウエルディングショーは2日目の26日も朝から出足よく好調で、引き続き盛況となった。 ウエルディングショーはあくまでも技術のショーだから…

盛大に国際ウエルディングショー開幕

(写真1 盛況の会場の様子)過去最大規模 2018国際ウエルディングショー(日本溶接協会・産報出版主催)が、昨日4月25日東京ビッグサイトで開幕した。 この日は、朝から台風並みの強風大雨だったが、来場者の出足はよく、近年にない盛況ぶりだった。 …

山田から田老へ

(写真1 国道45号線沿いに延々と続く防潮堤の壁)7年目の被災地へ③ 遅れていた山田の市街地でも復興工事が急速に進んできていた。市街中心部では銀行の支店が次々と開業し、スーパーマーケットなど商業施設も賑わっていた。 海際を走る国道45号線沿い…

国道45号線を北へ

(写真1 鵜住居駅前に建設中のラグビーワールドカップ大会の会場)7年目の被災地へ② 大船渡からは国道45号線をひたすら北へ進み釜石を経て山田を目指した。 釜石の次が鵜住居((うのすまい=釜石市)。山田線なら釜石から二つ目の駅。山田線の復旧工事が…

7年目の被災地へ①

(写真1 土地の嵩上げ工事が進む陸前高田市街。奥は高田松原の防潮堤)岩手県沿岸部を北上 2011.3.11の東日本大震災から7年になる被災地を訪ねた。 震災直後から毎年現地を訪れているが、今年は岩手県沿岸部を南から北へと巡った。毎年決まったよう…

映画『立ち去った人』

(写真1 映画館で配布されていたチラシから引用)秀逸な映画言語 フィリピン映画。ラヴ・ディアス監督作品。映写時間3時間48分。大変長い映画で、途中休憩時間もなかったが、これが不思議におよそ飽きるということがなかった。つまり、そういう映画だとい…

展覧会「東京⇔沖縄」

(写真1 会場の板橋区立美術館)池袋モンパルナスとニシムイ美術村 二つのアトリエ村に焦点をあてた着眼点の素晴らしい企画の展覧会が板橋区立美術館で開催された。 一つは、東京・池袋周辺に戦前から戦後にかけて集った画家たちの群像は池袋モンパルナスと…

有朋自遠方来

(写真1 友人のスミスと)無類のステーキ好き アメリカ人の友人が訪ねてきてくれた。孔子が言うようにとてもうれしいこと。 同じ業界に身を置いていたこともあって、もう30年以上にもなるか、長いつき合いが続いている。お互いに往来して、年に一、二度会…

花まつりコンサート

(写真1 コンサート会場、開演前の様子)演奏者との交流も楽しく 釈迦の誕生を祝う降誕会のコンサートが4月8日横浜市の曹洞宗大本山総持寺境内鶴見大学記念館で開催された。 この日はお釈迦様の誕生日であり、初めに総持寺高屋継仁老師による声明奉演が行…

春も遷る

(写真1 青空に映えるハナミズキの花)孟春から仲春へ モクレンが終わり桜も散って、続いてハナミズキが満開となりツツジも咲き始めて、春の花がすっかり入れ替わったような感のあるこの頃である。東京は春が短いからすぐにも初夏へと遷るのではないか。 桜…

ニューヨーク公共図書館

(写真1 ニューヨーク公共図書館の外観)充実した運営 五番街を歩いていたら、西40丁目と42丁目にまたがってボザール様式の重厚な建物があった。ボザール様式とは、列柱が特徴の建築様式で、グランドセントラルターミナルにも見られ、19世紀から20…

ニューヨークのスターバックス

(写真1 ニューヨークの街角に必ずあるスターバックス)現代のニューヨークを体現 たいそうなタイトルを付けてしまったが、スターバックスコーヒーは日本でも人気のコーヒー店で、全国各地に店舗がある。また、日本に限らず北京や上海、ソウルなどでも普通…

バーンズ財団

(写真1 バーンズ財団美術館外観)フィラデルフィアの美術館② バーンズ財団の美術館は、フィラデルフィア美術館から都心に向けて坂を下っていった途中にあった。また、この手前にはロダン美術館もあった。 外観は窓が少なくいかにも美術館のような現代的な…