ABABA’s ノート

旅と鉄道、岬と灯台、読書ときどき映画あるいは美術に関するブログです。

K.スタンパー『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』

アメリカの辞書編纂者の回顧 ウェブスター辞書は、アメリカの英語辞典。200年を超す歴史を有する国民的辞書で、発行部数は聖書に次ぐといわれるほど。徹底したアメリカ英語で知られる。 著者のコーリー・スタンパーは、版元のメリアム・ウェブスター社で約…

仙崎支線仙崎駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 仙崎駅外観) 行き止まりの終着駅 仙崎支線は、山陰本線の支線。山陰本線の長門市駅から盲腸のように一駅だけ出ている。山口県長門市所在。 仙崎支線は、山陰本線の支線なのだが、運転ダイヤを見ると、長門市-仙崎間の運行は1日…

オンラインで同期会

いた (写真1 オンライン同期会の様子) Zoomで顔合わせ 毎年七夕の季節に行われている高校時代の同期会。今年は時節柄一堂に会することはやめてオンラインで行われた。 PC環境のせいでもあったのか今年は例年より参加者は少なくて26人。ただ、オン…

『岩波新書解説総目録』刊行

創刊80年約3400点 岩波新書の1938年の創刊から2019年までの80年分のラインナップ約3400点が総覧できる。判型はもちろん岩波新書と同じサイズながら約700ページもあって、歴史の重みをずしりと感じる。 初めての解説総目録なそうで、…

利尻島の岬と灯台

(写真1 船上から見たペシ岬。独特の景観がすばらしい。奥に見えているのが礼文島) 最北の離島を訪ねて② 礼文島からは翌日利尻島に渡った。二つの島は姉妹みたいなもので、礼文水道を挟んで8キロしか離れていない。利尻島は礼文島の南に位置する。礼文島…

礼文島の岬と灯台

(写真1 日本最北限の地スコトン岬。沖は灯台のあるトド島) 最北の離島を訪ねて① 利尻・礼文――なんと美しい響きか。日本地図を広げて最北の日本海に浮かぶこの二つの島に行ってみたいとは誰しも願うこと。宗谷本線が日本最北の終着駅稚内を目前にサロベツ原…

今野敏『清明 隠蔽捜査8」

竜崎伸也 神奈川県警刑事部長に着任 竜崎伸也を主人公とする警察小説のシリーズ長編8作目。 竜崎は、そもそも東大法卒、警察庁のキャリア官僚だったのだが、警察庁長官官房総務課長だったときに、組織の不正を正そうとしたものの、警察庁の方針に逆らったと…

ビワの実

(写真1 黄色に熟したビワの実) 隣家からお裾分け お隣からビワの実をいただいた。これも季節の果物。 実は、このビワの木は我が家との垣根越しにあって、庭に面した私の部屋から毎日眺めていた。 一月ほども前になろうか、青い実が成ってきて、隣家のこと…

秩父鉄道に乗る

(写真1 貨物線の三ヶ尻線が右に分岐する武川付近) コロナ自粛後初の鉄道旅 コロナ騒ぎで自粛していた鉄道旅を再開し久しぶりに出かけた。全線で運転を再開した常磐線に3月16日に乗りに出かけて以来だからほぼ3カ月ぶり。 どこに行こうかと思案をして…

賑やかにグループSUN展

(写真1 多彩な作品が並んだ会場の様子) 多彩な才能のアーティスト一家 グループSUN展。今年は銀座のギャラリー向日葵を会場に行われた。 展覧会でグループ展はよくあるかたち。さまざまな組み合わせがあるが、グループSUNの面白いところは一家とい…

明知鉄道明知線と明智駅

特集 私の好きな鉄道車窓風景10選 (写真1 明知鉄道明智駅=2016年3月20日) 大正ロマン村へ 明知線の旅は急いではいけない。全線わずか25.1キロ、駅数にして11だが、この間に魅力ある町が点在しており、日本一の急勾配に設けられた駅などとい…

チキウ岬灯台

シリーズ 灯台慕情 (写真1 チキウ岬灯台。断崖絶壁ぎりぎりに立っている=1988年9月30日) 地球が丸く見える断崖絶壁 チキウとは、アイヌ語で断崖の意味があるという。なるほど、100メートルを超す断崖が絶壁となっており、ここに立つと地球が丸…

遅い梅雨入り

(写真1 我が家の庭に咲いているアジサイの花) 季節の花そのままに 梅雨入りした。例年より3、4日遅いそうである。 少しずつ生活が平常に戻りつつある。とはいっても、まだ旅行はしていないし、電車に乗ること自体も、4月以降では先日が初めてだったし、…

札沼線新十津川駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 札沼線かつての終着駅新十津川駅=2013年7月19日) 廃駅となった行き止まりの終着駅 札沼線は分断の歴史だった。そもそも、札沼線が桑園-石狩沼田間の全線で開業したのは1935年だが、その後、戦時下において不要不急の…

虎ノ門ヒルズ駅開業

(写真1 虎ノ門ヒルズ駅下り線1番線ホームの様子) 日比谷線に56年ぶりの新駅 東京メトロ日比谷線に新駅虎ノ門ヒルズ駅が6日開業した。日比谷線に新駅が開業したのは56年ぶり22番目。 虎ノ門ヒルズ駅は、霞ヶ関駅と神谷町駅の中間に設けられ、銀座…

いわきの塩屋埼灯台

シリーズ 灯台慕情 (写真1 南側の豊間漁港から見た塩屋埼灯台=2017年3月9日) 演歌が流れる岬 塩屋崎に半島はない。せいぜい、ちょっと出っ張った腹に出べそがちょこんと出ているという風である。しかし、この出べその格好が良くて、塩屋埼灯台は絶…

沢木耕太郎『旅のつばくろ』

心温まる旅のエッセイ JR東日本の車内誌「トランヴェール」に連載されているエッセイ41編が収録されている。 新幹線に乗った折に手にすることが多く、巻頭エッセイだし、文章が平易で、分量も1編あたり5分程度で読めるようなところから座席に落ち着く…

上砂川支線上砂川駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 かつての上砂川駅。映画で使われたものか、悲別駅の看板も下がっている) 廃線になった終着駅 上砂川支線は、函館本線の支線。函館本線の砂川から上砂川の間を結んでいた。全線7.3キロ、駅数は5。 (写真2 かつての砂川駅。跨…

夕張支線夕張駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 石勝線夕張支線夕張駅=2013年7月16日) 廃線になった終着駅 夕張支線は、石勝線(南千歳-新得、132.4キロ)の支線。石勝線の新夕張から別れて夕張間6駅16.1キロを結んでいたが、2019年4月1日をもって廃線とな…

第17回灯台フォーラム

(写真1 ウエブ会議システムで行われた灯台フォーラムの模様) 今年はウエブ会議システムで開催 例年、横浜で開催されてきた灯台フォーラムが、今年は昨日5月30日インターネットで参加者間を結びオンラインで開催された。 灯台フォーラムとは、灯台ファ…

佐田岬半島佐田岬

特集 私の好きな岬と灯台10選 (写真1 岬の先端に立つ佐田岬灯台。海上対岸に見えるのは高島。佐賀関はその右である=2016年2月25日) 日本で最も細長い半島 佐田岬半島は、四国全体をイノシシにも例えれば、尻尾に当たるであろうか。ちなみに、前…

神岡鉄道奥飛騨温泉口駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 神岡鉄道の終点奥飛騨温泉口駅) 廃線になった終着駅 神岡鉄道は、高山本線の猪谷駅(いのたに=富山県富山市)から奥飛騨温泉口駅(岐阜県飛騨市)を結んでいた。全線19.9キロ、駅数は8。そもそも国鉄神岡線を転換した第三セ…

バラ真っ盛り

(写真1 まるでバラ園のよう。数えてみるとざっと色とりどりに20数種類ものバラがあるようだ) まるでバラ園のような庭も 近所の公園にあるにバラ園は閉ざされたまま。垣根越しに眺めている。 しかし、近所を2時間も散策すると、数多くのバラを見つける…

テレビ電話とネット書店

(写真1 我が家のテレビ電話の様子=相手がスマートフォンだから画面がやや小さい) LINEとAmazon 折から続く外出自粛。車でわずか30分ほどの距離に住んでいるのだが、孫の顔も見られないとぼやくのはおばあちゃん。そこで活躍しているのは我が家ではテレ…

『感情類語辞典』

豊かな表現の手引き 感情表現のバリエーションを広げるための手引き。見出し語として130の感情語が用意されている。 それぞれについて、外的なシグナル、内的な感覚、精神的な反応、一般的に強くまたは長期的に表れる反応、隠れた感情を表すサインなどカ…

アーナルデュル・インドリダソン『湖の男』

エーレンデュルシリーズ アイスランドの警察小説である。『湿地』『緑衣の女』『声』と続く傑作揃いのエーレンデュルシリーズの4作目。 主人公は、首都レイキャビック警察の犯罪捜査官エーレンデュル。その年下の同僚であるエリンボルクとシグルデュル=オー…

一輪挿し

(写真1 このバラはとても香りがいい。摘んだときにはまだつぼみ程度だったのに挿していたら1日で大きく花が開いた) 手軽な彩りに楽しさ せっかく満開になるまで育てたチューリップの花を全部摘み取ってしまったという悲しいニュースが報じられていたが、…

沖縄本島最北端辺戸岬

特集 私の好きな岬と灯台10選 (写真1 辺戸岬の先端=1990年8月9日 ) 本土復帰を願って叫んだ岬 辺戸岬(へどみさき)は、沖縄本島最北端の岬。この岬の西側が東シナ海であり、東側は太平洋である。沖合約20キロ先は鹿児島県の与論島である。米軍占領…

岩泉線岩泉駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 かつての岩泉駅。「乗って守ろうみんなの岩泉線」の標語が掲げられている=1992年8月14日) 廃線になった駅 岩泉駅は、岩泉線の行き止まりの終着駅だった。 岩泉線は、岩手県の北上山地の山中深く、やや沿岸寄りの路線で、…

復興のシンボル石巻線女川駅

シリーズ 駅 情景 (写真1 震災から生まれ変わった女川駅=2016年7月4日) 行き止まりの終着駅 女川駅は、東北本線の小牛田駅を起点とする石巻線の終点であり、行き止まりの終着駅である。路線距離は44.7キロ。途中に石巻駅があるが、仙台-石巻間を…